リサイクルマークとは? 意味や目的・種類について知ることが環境保全へつながる


あなたは「リサイクルマーク」についてご存じでしょうか? リサイクルマークは、環境保護意識を高めるための取り組みでもあります。環境保護意識の高い人は、ぜひチェックしてください。リサイクルマークの目的や意味、リサイクルマークの種類、それぞれの捨て方について説明します。ゴミ問題が深刻になっている日本だからこそ、リサイクルマークを知る必要があるでしょう。

  1. リサイクルマークとは?
  2. リサイクルマークの種類について
  3. それぞれの捨て方について

1.リサイクルマークとは?

リサイクルマークを見たことがある人も多いでしょう。よく聞く言葉なのに、詳しくリサイクルマークについて知っている人は少ないです。リサイクルマークとは何なのか、どのような意味や目的があるのか、知っておきましょう。

1-1.「統一美化マーク」の1つ

リサイクルマークは、「統一美化マーク」の1つです。統一美化マークとは、「リサイクルできる商品」であると私たち、消費者に示すマークのことを言います。1981年に採用が決まり、リサイクルできる商品には、すべてリサイクルマークがついているのです。必ず、リサイクルしなければならないと言う義務ではありませんが、できればリサイクルしてほしいと言う願いがこめられています。法律で義務付けられている識別表示もあるので、後ほど詳しく紹介しましょう。リサイクルマークは、環境保全に大きな効果があると知っておいてくださいね。

1-2.リサイクルマークの「目的」

リサイクルマークの目的は、「資源の有効活用」「リサイクルの促進」「飲料容器の散乱防止」になっています。主な目的は、以上の3つになるでしょう。日本は、ゴミ問題が深刻になっています。年々ゴミが多くなってきており、ゴミを埋め立てる場所もなくなってきているのです。そのため、リサイクルマークの「目的」は多くの人が把握しなければなりません。ゴミを減らすためにも、資源の有効活用を消費者である私たちが積極的にする必要があります。

リサイクルの促進を目的にしているリサイクルマークがついているものは、リサイクルができるものです。私たちがコンビニや自販機で購入する飲料容器には、リサイクルマークがついているでしょう。ゴミ捨て場に散乱している飲料容器も見たことがあります。散乱防止のためにも、リサイクルマークが大きな役割を果たしているのですよ。

1-3.知っておきたいリサイクルマークの「意味」

リサイクルマークの目的はもちろん、意味も把握しなければなりません。リサイクルマークの意味は、リサイクル・再利用できるものの分別をわかりやすくするためのマークです。また、環境へ悪い影響が少ない製品であると私たちに教えてくれる意味も持っています。できるだけ家庭からのゴミを減らすためにも、リサイクルできるものは積極的に再利用へまわさなければなりません。リサイクルの促進をするために、国はリサイクルマークをつけることでわかりやすくしているのです。「リサイクルしてもいいもの」「リサイクルできないもの」と分別できるのが、リサイクルマークの意味ではないでしょうか。

リサイクルマークは、リサイクルできる製品につけられるんですね。
はい。ゴミ分別の目安にしましょう。

2.リサイクルマークの種類について

2-1.飲料容器についているリサイクルマーク

リサイクルマークには、さまざまな種類があります。種類の中でも、よく見かけるのが飲料容器についているマークです。「アルミ缶」「スチール缶」「紙製容器包装」「プラスチック製容器包装」「ペットボトル」の5種類があります。
5種類は、あなたもよく使うのではないでしょうか。それぞれの飲料容器には必ずリサイクルマークがついているのです。

「アルミ缶」は、三角マークにアルミと書いてあります。「スチール缶」には、丸いマークにスチール、「紙製容器包装」には丸いマークの中に紙と書いてあるでしょう。「プラスチック製容器包装」は、四角形にプラと、「ペットボトル」には三角形のマークの下にPET、真ん中に1と書いてあります。飲料容器についているリサイクルマークの種類を把握しておいてくださいね。

2-2.蓄電池のリサイクルマーク

家電製品によく使う蓄電池にもリサイクルマークがついています。種類は全部で4種類です。「ニッケル・カドミウム蓄電池」「ニッケル・水素蓄電池」「リチウムイオン蓄電池」「鉛蓄電池」の4種類にリサイクルマークがついています。リサイクルマークがついている蓄電池はリサイクルできる証しです。そのまま燃えるゴミとして捨ててしまうと、環境破壊につながってしまいます。リサイクルマークがついている蓄電池は、できるだけ正しい捨て方をしなければなりません。

また、「∞PVC」と書いてあるリサイクルマークもあります。「∞PVC」は、塩化ビニル製建築資材の証拠です。塩化ビニル製建築資材を扱っている人や業者は、正しい方法で捨てなければならない義務を持っています。

リサイクルマークにも複数の種類があるんですね。
はい。分別しながら覚えていきましょう。

3.それぞれの捨て方について

3-1.それぞれ分別して自治体のゴミとして捨てる

リサイクルマークがついているものの捨て方は、それぞれ異なります。ほとんどの自治体では、燃えるゴミ・不燃ゴミ・びん・缶・アルミなど、素材によって分別してくださいと指示しているはずです。自治体のルールに従って、消費者はゴミを分別しなければなりません。ゴミの分別が面倒と感じる人もいますが、きちんと分別して処分しなければ環境破壊につながってしまいます。地球を守るためにも1人の努力が必要なのです。

また、自治体によっては役場や公園、公共施設などにペットボトルや空き缶のリサイクルボックスを設置しています。リサイクルマークがついているものは、リサイクルボックスを利用して捨ててください。自分が住んでいる地域はどのようなルールになっているのか、ホームページなどで確認することが大切です。

3-2.リサイクル買い取りサービスを利用する

リサイクルマークがついているものを、積極的に買い取ってくれる業者にいます。民間業者を利用して処分するのも1つの方法です。処分したいものが多いとき、わざわざ持ち運ぶのは大変でしょう。そんなときは、業者に依頼してください。業者に連絡すれば、自宅まで買い取りにきてくれます。リサイクルできるものだと判断すれば、買い取ってくれるので一石二鳥です。ただ、中には買い取ってくれないものもあるので注意してくださいね。サービスを利用する前に、いくらで買い取ってくれるのか、きちんと確認しましょう。

自治体にゴミとして回収してもらうのが一般的なんですね。
はい。また、スーパーなどで回収しているものもあります。

まとめ

リサイクルマークとは何なのか、目的や意味、リサイクルマークの種類、それぞれの捨て方について説明しました。今までリサイクルマークを知らなかった人、無視してきた人も、改めて把握できたと思います。1人の取り組みが環境保全につながるでしょう。毎日の積み重ねが、深刻化しているゴミ問題の解決へ進みます。

  • 統一美化マークの1つ
  • 「資源の有効活用」「リサイクルの促進」「飲料容器の散乱防止」が目的
  • 消費者にリサイクルできるものを分別する意味がある
  • 飲料容器についているリサイクルマークの種類
  • 蓄電器についているリサイクルマークの種類
  • それぞれに分別をして自治体のゴミとして捨てる
  • リサイクル買い取りサービスを利用する

以上のポイントを踏まえたうえで、リサイクルマークがついているものを処分してください。リサイクルできるものとわかりやすくなっています。誰もが意識を高めれば、正しい方法で捨てることができるでしょう。


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