要らなくなった家電を高く売るための3つの方法

1．家電をネットオークションで高く売る方法

インターネットを利用したオークションは、多くの人々が利用する一般的なサービスとして定着しています。家電を売る際にも簡単に利用できる方法なので、まずはオークションで家電を高く売る方法をご紹介しましょう。

1-1．商品説明や写真をわかりやすく工夫する

ネットオークションでは、その品物を売りたい人が商品についての説明や写真を用意しなくてはいけません。売りたい家電に興味を持ってくれた人が、思わず購入したくなるような説明文や写真を準備しておきましょう。

紹介文には、メーカーのホームページやカタログなどを見て、製品の仕様を細かく記載してください。ただし、性能について説明するだけでは同じ家電を販売するほかの出品者と差別化することができません。「タイマー機能を使うと便利でした」「◯◯というほかの家電と一緒に使うとさらに便利です」といった、その製品を使用していた人ならではの一言を付け加えておくといいでしょう。

また、写真を撮るときは、壁などを後ろに置き、白い背景の中に商品が移るようにすると、見栄えが良くなります。

1-2．オンシーズンを迎える季節家電を売る

家電を高く売るためには、出品するタイミングも重要です。特に季節家電は、まさにこの後すぐオンシーズンを迎えるという時期を狙って出品すると、高値がつきやすくなります。

たとえば、夏を迎えようとする6月ごろに石油ファンヒーターを出品しても、高く売れないであろうことは容易に想像することができるでしょう。逆に、同じ時期であっても冷房器具である扇風機を出品すれば「冷房がほしい」と思っている人は大勢いるため、価格が釣り上がりやすいのです。

1-3．ブランドものは古くても高く売れる

通常、古い家電を売ろうとするとあまり高くは売れません。古い商品のほうが、性能で劣っている場合が多いので当然のことです。しかし、なかには例外もあります。その例外とは、すでに生産中止となっているブランドものの家電です。

ブランドものの家電には、たとえ製品が古かったとしても、コレクションとしての価値があります。ネットオークションでそうした「掘り出しもの」を探しているコレクターも少なくありません。古い家電を売るときは、同一商品がいくらくらいの価格で売られているのかあらかじめ調べておきましょう。

2．家電をリサイクルショップに高く売る方法

続いて、リサイクルショップに家電を高く売る方法をご紹介します。オークションとは違い、リサイクルショップに不用品を売却するときは、プロが相手です。そのため、高く売るためのコツもおのずとオークションとは異なってくるので注意しましょう。

2-1．テレビ・パソコン・音響機器は高値がつきやすい

リサイクルショップは買い取りと同時に販売も行っています。ですから、よく売れる商品もあれば、人気のない商品もあるのです。人気が高い商品のほうが高値を呼びやすい傾向にあります。

家電のなかですと、特にテレビ・パソコン・音響機器が高く売れやすい製品です。比較的価格が高く、利用者が多いことがその理由でしょう。この3種類の製品を売るときは、リサイクルショップを利用することを検討してください。

2-2．製造から5年以内の製品に高値がつく

買い取り価格を高くするためには、製造から5年以内に売ってしまいましょう。家電製品にもライフサイクルがあり、あまりにも古い製品は人気がなくなってしまうため、買い取り価格が下がってしまいます。

「使わなくなった家電が家の物置に眠っている」という方は、すぐに製造年月日をチェックしてください。5年の期間がすぎる前に急いで売ってしまうほうがお得です。

2-3．引き取り料金がかかる場合はほかの方法を選ぼう

リサイクルショップでは、買い取りにあたって引き取り料金の支払いを求められる場合があります。引き取り料金とは、売りたい家電が古すぎる、汚いなどの理由で「買い取っても売れる見込みがない」場合に支払わなければならない料金のことです。リサイクルショップは営利企業ですので、売れる見込みのない製品は本音では引き取りたくありません。無駄な在庫を抱えてしまうのを防ぐためにこういった仕組みがあるのです。

高く売るどころか、余計な料金を支払わなければならないのでは得になることはありません。引き取り料金を請求されたときは、ほかの方法で家電を処分することを考えたほうがいいでしょう。

3．家電を不用品買い取り業者に高く売る方法

家電を買い取ってくれる業者はリサイクルショップだけではありません。不用品買い取り業者に依頼する方法もあります。自宅まで買い取りにきてくれたり、郵送での買い取りを受け付けていたりする業者もあるので便利な方法だといえるでしょう。

3-1．複数の家電を同時に売る

不用品買い取り業者の特徴として、複数の不用品買い取りを同時に依頼すると買い取り価格が高くなりやすいという傾向があります。業者としては、買い取る商品を査定するのも手間のひとつ。複数の商品がまとまっていれば、そういった作業をまとめて行うことができるので、手間が省けるわけです。

3-2．きれいに掃除してから買い取りを依頼する

不用品買い取り業者もリサイクルショップと同じく、回収した商品を再販売して利益を上げる場合があります。そのため、汚れている商品は回収後、きれいに掃除してから販売しなくてはなりません。

最初からきれいに掃除してあると「掃除の手間がかからないな」と考え、その分買い取り価格を高めに設定してくれるのです。

3-3．付属品や保証書は添付して売る

家電製品のなかには、操作方法が複雑なため取扱説明書がないと操作できないような商品も数多くあります。そうした商品については、家電そのものだけでなく、説明書を付属した状態で売ると高く売ることが可能です。

また、ブランドもの家電の場合は、製品の保証書も忘れてはいけません。加湿器のフィルターなど、付属品・消耗品についても同様です。また、外箱がある商品のほうが再販売で売れやすい傾向にあるので、箱の有無も重要なポイントだといえるでしょう。

まとめ

ネットオークション、リサイクルショップ、不用品買い取り業者と、3つの方法を使って要らない家電を高く売るための手段をご紹介してきました。最後にもう一度流れを振り返っておきましょう。

1. 家電をネットオークションで高く売る方法
2. 家電をリサイクルショップに高く売る方法
3. 家電を不用品買い取り業者に高く売る方法

家電を売る方法によって、高く売るためのコツがそれぞれ異なっていることがご理解いただけたと思います。また、家電の種類、状態によっても、よりお得に売ることができる方法は違うものです。自分が売りたい家電に対して適切な方法を選択して少しでも高く売り、臨時収入を獲得しましょう。