保存できる期限・場所を確認! ガスボンベの保管方法を知っておこう


ガスボンベ冬場やレジャーで活躍するガスボンベ。大量に買っていても保管方法や場所について押さえていないと危険です。乱暴に使うと事故につながることもあります。
この記事では、ガスボンベの保管方法についてまとめました。

  1. ガスボンベの保管方法
  2. ガスボンベ保管の注意点
  3. ガスボンベを処分するときは
  4. まとめ

1.ガスボンベの保管方法

鍋料理などで活躍するガスボンベ。切れると困るので買い置きしている人も多いでしょう。また、最近ではセットで販売していることが大半です。そんなガスボンベは、きちんと保管しておかないと事故につながります。事故を未然に防ぐため、保管方法をしっかり確認しておきましょう。

1-1.適する保管場所とは

ガスボンベを保管するのに適するのは、高温で日差しを避けられる場所です。ガスボンベは、日光に当たることで管内のガスが膨張します。その膨張によって爆発や火災の原因となるので注意しましょう。
高温になる場所でも同じです。ガスは、80度以上の高温・直射日光に当たると爆発・ガスもれの危険性が高まります。管内のガスに影響を与えない場所に保管しましょう。

1-2.車にて保存する場合

ガスボンベを車で運送・保存する人もいるかと思います。特に、夏場などレジャーに出かけるときに多いです。車でガスボンベを保存するときは、温度や場所に注意しましょう。
夏場の車内温度は、軽く50度を超えることがあります。ダッシュボードになれば80度近い温度になるのです。80度の環境で保存しているとガスボンベが爆発します。
車内で保管する場合、直射日光が当たらない場所に置きましょう。トランクの中などがベスト。そのとき、発泡スチロールやクーラーボックスに入れておくのがいいでしょう。
保冷剤は必要ありません。直射日光を避ける環境作りのほうが大事です。

1-3.家にて長期保管する場合

買い置きしておいたガスボンベを数か月~数年保管する場合もあるでしょう。その場合は、温度に加えて缶の腐敗・腐食を防ぐことが大切です。
ガスボンベの中に入っている液化石油ガスは、いくら年月がたっても使えるエネルギー。しかし、容器である缶は環境や衝撃によって形状変化します。その変化によって缶が壊れるとガスがもれるのです。
ガスボンベを長期保管するときは、温度に加えて湿気が少ない場所にしましょう。屋外の物置や台所、洗面書は不向きです。また、リビングでも温度変化が大きいときは、ガスボンベの保管を避けましょう。温度変化によって結露が発生します。
保管場所に適しているのは、カウンターの戸棚・テーブル下の収納場所です。

2.ガスボンベ保管の注意点

ガスボンベを保管するとき、注意しておきたいポイントがあります。この項目にてチェックしておきましょう。

2-1.適度に手入れをする

ガスボンベは、保管中に手入れすることをおすすめします。放っておくとサビや腐敗によってガスもれの危険性があるからです。また、水滴が付いているとサビが進行します。
ガスボンベを手入れするときは、乾いた布でふきましょう。汚れがあるときは、台所用の中性洗剤を付けて拭き取ったので大丈夫です。
きれいにした後は、キャップが付いているのを確認してから保管します。風通しがいい場所で40度以下の環境がベストです。

2-2.コンロから外して保管する

ガスボンベを保管するときは、必ずコンロから外して保管しましょう。コンロに付けたまま保管すると勝手に発火する危険性があります。事故を未然に防ぐため、必ずコンロから外して保管しましょう。

2-3.高温な場所は絶対に避ける

ガスボンベを保管するときは、絶対に高温となる場所は避けます。高温な場所に保管しておくとガス爆発やガスもれが発生するのです。
ガスボンベは、季節ものなので物置で保管する人も多いでしょう。しかし、ボンベは金属のため室内温度にて熱くなりやすいです。また、手入れをせず長期保存しておくと腐敗や腐食が進行する場合もあるのを知っておきましょう。
ガスボンベを保管するときは、家の中の棚などがおすすめです。

2-4.水気があるところも避ける

ガスボンベを保管するときは、水気がある場所も止めましょう。
ガスボンベは調理するときに使うため、台所やキッチンなど水が多い場所に保管する人もいます。
しかし、水気によってガスボンベが劣化することもあるのです。水気がある場所での保管は避けましょう。

2-5.高い場所・適当に詰めるのも控える

ガスボンベを高い場所に保管するのは、あまりおすすめできません。高い場所から取り出すとき、落としてボンベが変形するのは危険です。低い場所に保管しておきましょう。
また、適当に押し込んでおくのもおすすめできません。ガスボンベも金属です。ギュウギュウに詰め込んでおけば形状変化することもあります。形が変わって破裂するとガスがもれてしまうのです。
ガスがもれると引火して火災事故につながります。整理された場所に保管しましょう。

2-6.レジャーにガスボンベを持って行ったときは

レジャーにガスボンベを持って行ったときは、車内にガスボンベを放置しないようにします。特に、夏場の保管は危険です。車内の気温にて爆発する危険性があります。
また、レジャーで使ったガスボンベは、必ず家に持ち帰りましょう。暑い場所に遣い掛けのガスボンベが残っていると爆発する可能性があります。使ったものを処理するのは、使用者の義務です。必ずごみ処理をしましょう。

3.ガスボンベを処分するときは

使い終わったり不用になったりしたガスボンベは、適切な方法で処理する必要があります。この項目にて確認しておきましょう。

3-1.自治体のルールに沿って捨てる

使い切ったガスボンベは、自治体のルールに沿って捨てるようにします。ごみの分類や日にちに従って捨てましょう。
ガスボンベは、必ずガスを出し切ってから捨てます。微妙に残ったガスを噴出しきってから捨てましょう。ガスを出し切らないと処分場で事故が発生します。
また、ガスボンベの穴開けの有無は、自治体によって違いがあるようです。事前に確認しておきましょう。

3-2.不用なガスボンベを処分するには

使わないガスボンベを処分するときは、ガスを出すときに注意が必要です。
ガスは、空気よりも重いため低い場所にたまる性質があります。そのため、屋内でガスを出し続けるといつまでもたまってしまうのです。
ガスを出すときは、屋外で行うようにしましょう。また、駐車場など火の気がある場所で行うのもNGです。
ガスを出すときは、コンクリートなど固い場所に向かって出し続けるようにしましょう。缶を振って「カラカラ」という音がすればオッケーです。
大量にガスが残った缶を処理するときは、絶対に穴を開けないようにしましょう。穴を開けて処理しようと自分にガスが掛かって危険です。必ずノズルから出すようにします。

4.まとめ

いかがでしたか?
この記事では、ガスボンベの保管についてまとめました。
ガスボンベは、風通しがよい冷暗所に保管します。高温で日光が当たる場所に保管すると爆発などの危険が高まるからです。食器棚などにある棚がベスト。
また、水気がある場所に保管するのもNGです。ガスボンベは、缶の部分が腐食・腐敗するとガスがもれて危険。必ず水気から離して保管しましょう。


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