iPodを処分するなら売るのが正解!? 知って得する買取知識


スマートフォンが全盛のこの時代、若年層にはiPodを知らない世代も増えてきました。そのため、どのような価値があるのかを知らない人もいらっしゃるでしょう。iPodは現在においても価値が高く、高額買取が期待できます。売る方法を間違えると、「大損」するかも知れませんよ! そこで、今回はiPodの正しい売却知識についてご紹介します。

  1. iPodの基礎知識
  2. iPodの買取について
  3. iPodを買取してもらう際の注意点
  4. iPodの買取方法について
  5. iPodの買取業者選びについて
  6. iPod売買におけるよくある質問

この記事を読むことで、iPodを売却する際に知っておくべき知識を得ることができます。おすすめの売却方法など、得する情報ばかりです。ぜひ、最後までお付き合いください!

1.iPodの基礎知識

1-1.iPodってどんなもの?

iPodは、iPhoneで有名なアメリカのアップル社から発売されているデジタルメディアプレーヤーです。iPod本体だけで数千~数万曲も保存することができます。新しい機種では、動画や写真を保存できるものや、ウェブサイトの閲覧ができるものなど、多種多様です。

1-2.種類について

iPodには非常にさまざまな種類があります。しかし、大きく分けると「classic」「nano」「shuffle」「touch」の4種類です。このうち、classicは初代の流れをくむ正統派iPodでしたが、2014年9月10日をもって取り扱いが終了しました。また、これらのiPodには5~6色ほどのバリエーションがあります。

1-3.人気、最近傾向

発売から10年ほどは一世を風靡(ふうび)していたiPodですが、現在ではあまり話題に上がらなくなりました。その背景には、スマートフォンの存在があります。スマートフォンにはiPodと同じような音楽再生機能が搭載されているからです。また、アプリを駆使すれば、iPodよりも使いやすいのですから、わざわざ荷物を増やしてまでiPodを持とうという人が減るのも当然のことでしょう。

ほかの会社はメディアプレーヤーの音質を高めることで差別化しています。たとえば、SONYはハイレゾという独自の音質基準(96kHz/24bit以上)を設けたり、ノイズキャンセリング機能を搭載したりすることで、高い音質を武器にしているのです。一方のiPodは音質があまり高くないため、同じような音質で再生できるスマートフォンがあれば必要ないと考える方が多くなってきています。

2.iPodの買取について

2-1.iPodの買取需要について

iPodの人気が低迷しているとはいえ、いまだに需要はあります。高音質の音楽や動画などをスマートフォンに入れてしまうと、容量を圧迫してほかのアプリなどの障害になるため、音楽や動画はメディアプレーヤーを使いたいと考えている人がいるからです。また、運動時に音楽プレーヤーとしてスマートフォンを使うのは邪魔なので、そのような点でも需要は存在します。

しかしながら、すべてのiPodに需要があるかというと、そうでもありません。古いiPodは電池の寿命が短く保存容量も低いため需要は少ないのです。人気が高いのは、高性能の「touch」が挙げられるでしょう。また、軽量小型なうえ、本体一体型のクリップで服などに引っ掛けられる「shuffle」はジョギング時などに非常に使いやすいため、いまだに根強い人気があります。

また、容量はできるだけ大きい方が需要が多く、モデルも新しければ新しいものの方が需要が多い傾向です。

2-2.売却のメリット

最大のメリットは、やはり「お得」な点でしょう。売却すれば、処分もできて利益も出ます。まさに、一石二鳥なのです。また、ゴミを減らすということで、エコにもなります。

2-3.買取してもらえないものとは?

基本的には、「使えること」が大前提です。正常に起動しなかったり、動作が不安定だったりすると、買取してもらえないことがあります。また、傷も重要な判断基準の1つです。傷は少なければ少ないほど、買取のチャンスが上がります。しかし、画面割れなどが起きていると難しいでしょう。

2-4.付属品について

あまり重視されていませんが、実は付属品は査定額に大きく影響します。USBケーブルや説明書、Appleシール、パッケージなど、すべてそろっていると高額買取してもらえる可能性がぐんと高まるでしょう。

2-5.買取相場について

機種や容量によって値段は大きく変わります。例として挙げると、touchの64Gbitであれば、7,000円~1万円程度が相場です。これに対し、shuffleの1Gなどだと300~800円程度が相場となります。ちなみに、nanoはtouchとshuffleの中間ぐらいの値段です。

3.iPodを買取してもらう際の注意点

3-1.売る前にしておくべきこと

まず、やっておいてほしいのが、データの消去です。性能の高いiPodは、動画データなども保存ができます。個人で撮影した映像データなど、個人情報に関係するデータが入っていることもあるので、売る前には消去をしておくのが良いでしょう。

また、査定額を上げるためにも、掃除は絶対にやっておくべきです。iPhoneは頻繁に手で触るものなので、手垢(てあか)がよく付着します。特に、スイッチやボタン部分などは汚れやすいので、しっかりと確認して、丁寧に汚れを落としましょう。ただし、iPodは電子機器なので、水を使う場合には気をつけてください。

3-2.データ消去の方法について

データを消去するには、初期化という作業をするのが良いでしょう。初期化の仕方は以下のとおりです。

3-2-1.パソコンを使って消去する場合

  1. iTunesを起動します
  2. USBケーブルを使ってパソコンとiPodを接続します
  3. 「iPod」という表示が、iTunesの左メニュー内のデバイス欄に表示されるので、選択します。ちなみに、「iPod」の表示は自分で入力したiPod名が表示されるので、人によっては違う名称の場合があります
  4. iPodの概要欄にある「復元」をクリックします
  5. 確認画面が表示されるので、再度「復元」をクリックします
  6. 復元が開始され、完了すると再起動します
  7. 最後に初期設定を行えば初期化終了です

3-2-2.設定画面から消去する場合

  1. 設定画面を開きます
  2. 一般欄からリセットをタップします
  3. 「すべてのコンテンツと設定を消去」をタップします

3-2-3.ホームボタンと電源ボタンを使って消去する場合

  1. ホームボタンと電源ボタンを長押しします
  2. 画面にアップルマークが表示されたら消去完了です

4.iPodの買取方法について

4-1.どこで買取してもらえるの?

4-1-1.リサイクルショップ

まずは、リサイクルショップが挙げられます。リサイクルショップの中でも、電子機器を専門としているリサイクルショップだと、高額買取が期待できるでしょう。ただし、状態が悪いと買取拒否をされてしまうこともあります。わざわざ出向いたのが無駄足になることもあるので、iPodの状態が悪い場合は注意が必要です。

4-1-2.不用品回収業者

あまり一般的ではありませんが、不用品回収業者に買取してもらう方法もあります。不用品回収業者は出張回収してくれるので、処分のために外出する必要がありません。さらに、買取ができないような場合(故障していたり傷がひどかったり)でも、有料で回収してもらえます。とても便利なので、忙しい方や、体が不自由でなかなか外に出ることができない人などには特におすすです。

4-2.査定について

売却する際、査定という作業が行われます。査定とは、品物の状態等を調べて、等級や金額を定める作業です。この査定時に、いかに有利な状態にするかが、高額買取のポイントとなります。

4-3.高額査定のコツ、高額査定商品とは?

前述したように、査定額を高額にするにはいくつかのコツがあります。

  • 掃除や傷消しをして見た目をキレイにしておく
  • 付属品をなるべくそろえる
  • 需要の多い機種を選ぶ

特に、掃除や傷消しは誰にでもできることなので、できるだけやっておいてくださいね。

4-4.手数料について

不用品回収業者の場合、出張費などの手数料がかかります。そのため、リサイクルショップなどに持ち込むよりも、若干査定額が下がる傾向にあるでしょう。

4-5.回収・買取の流れ

不用品回収業者に依頼する場合の、回収・買取の流れをご紹介します。

  1. 電話かインターネットから見積もりの依頼をします
  2. 買取希望商品の確認をします
  3. 訪問日時の相談をします
  4. 指定日時に訪問し、現地で査定を行います
  5. 査定額に納得がいったら、買取が行われます

4-6.注意点

リサイクルショップも不用品回収業者も、中には悪徳業者が存在しています。相手の無知をいいことに、相場からかけ離れた安値で買取をするようなことも珍しくはありません。悪徳業者に引っ掛からないように注意しましょう。

5.iPodの買取業者選びについて

5-1.選び方のポイント

5-1-1.許認可を得ている業者を選ぶ

あまり知られていませんが、業者として古物の売買をするには「古物商」という許可を得ていなければいけません。古物商の許可を得ずに買取をしている場合、違法業者ということになります。古物商の許可を得ているかどうかは、業者ホームページの会社概要や会社案内などから確認することが可能です。また、古物商許可には古物商許可番号が併記されていますので、インターネットで検索すれば本物かどうかを確認することができます。もしも、古物商許可番号が併記されていない場合、実際には取得していない可能性が高いので気をつけましょう。

5-1-2.複数社から見積もりを取る

複数社から見積もりを取って平均値を出せば、適正な料金を把握することができます。最低でも、3社ぐらいから見積もりを取りましょう。この際、まれに飛び抜けて条件の良い業者が見つかることがあります。本当に好条件ということもありますが、好条件で客を釣る手口は、詐欺業者に多いのが現実です。できれば依頼しないのが無難でしょう。

5-1-3.訪問営業に来た業者は利用しない

しっかりとした業者は、自宅への訪問営業(飛び込み営業)はしません。訪問営業を仕掛けてくるような業者は、よっぽど業績が厳しいか、「押し買い」などの悪徳商法を狙っている業者だけです。押し買いとは、貴金属や宝石などを強引に買取を行う商法のことをいいます。多くの場合、買取価格は法外な安値で、売り手に一方的な不利益が生じるでしょう。押し買い業者は「完全無料です」などといって家に上がり込みます。そして、1回家に上がったら「貴金属(宝石)を売ってください。売ってくれるまで帰りません」などといって強引に買取っていくのです。

5-1-4.ブログやSNS、Twitterなどを定期的に更新している

ブログやSNS、Twitterなどを定期的に更新し、情報を発信している業者は優良業者の特徴です。ただし、ただ単に更新しているだけでなく、お役立ち情報など、有益な情報を発信していることが重要となります。なぜ、有益な情報を発信していると優良業者なのかというと、悪徳業者は「相手が無知であることにつけ込む」のが基本手口だからです。悪徳業者は、わざわざ相手に知識をつけさせるようなことはしません。つまり、利用者に知識をつけてもらうために自ら情報発信している業者は信用できるのです。

5-2.よくあるトラブルについて

買取業者との間で多く発生するトラブルは、やはり金銭トラブルがダントツです。たとえば、わざと小さな汚れをつけてそれを理由に安く買取するケースなどがあります。また、相手の無知をいいことにつけ込んで、本来は価値のあるものを無料で回収したり、有料で回収したりするケースもあるようです。ですから、買取をする際には、事前に自分のiPodの買取相場を調べておきましょう。そして、納得がいかない場合は断る勇気を持つことが大切です。

6.iPod売買におけるよくある質問

6-1.古いiPodでも売却可能ですか?

状態にもよりますが、初代iPodなどは電池の持ちが弱いですし、容量も非常に少ないなどの欠点があります。あまりに古いものの場合、買取していもらえないこともあるでしょう。

6-2.売れなかった場合、どうやって処分すればいいですか?

1番簡単なのは、不用品回収業者に回収してもらう方法です。不用品回収業者は買取できないものでも回収してくれます。回収費用は有料が基本ですが、iPodの状態によっては無料で回収してもらえることもあるでしょう。

また、自治体で処分することも可能です。地域によって違いますが、一般的にiPodは不燃ゴミ扱いになります。指定の日時(一般的には隔週回収)に不燃ゴミとして出しましょう。また、場合によってはリサイクルでの回収を呼びかけている自治体もあります。その場合、指定の場所に設置されている小型家電回収ボックスに投入しましょう。小型家電回収ボックスは以下のような場所に設置されています。

  • 市役所(区役所)
  • 支所
  • 図書館
  • 公民館
  • コミュニティーセンター
  • 大型スーパー
  • イベント会場

6-3.査定額に不満があったら断れますか?

もちろん断れます。中古売買もれっきとした商取引です。あらゆる商取引と同じように、気に入らなければ断る自由はあります。

6-4.売却後に買い戻すことは可能ですか?

あまり知られていませんが、クーリングオフは買ったものだけではなく売ったものも対象となります。状況にもよりますが、8日以内であれば買い戻すことが可能です。

6-5.押し買い被害にあったらどうすればいいですか?

前述したように、まずはクーリングオフを試みてください。しかし、悪徳業者は「すでに売却してしまった」「もう分解してしまった」などと理由をつけて拒否してくるでしょう。売却してしまった、という言い訳に対しては売却先の情報開示を請求してください。クーリングオフ期間中に転売した場合、業者には売却先の情報を提示する義務があるからです。分解してしまった、といってきた場合には、警察や国民生活センターに相談することを告げましょう。それでも、拒否する場合はどうしようもないので、そのまま警察や国民生活センターに相談してください。

まとめ

いかがでしたか? 今回はiPodを売る方法についてご紹介しました。iPodはスマートフォンの台頭によって人気が低迷しているのが現状です。しかしながら、運動をしている方などを中心に一定の需要も残っています。比較的新しい機種で傷や汚れがなければ、高値で買取してもらうことも可能です。売却先としてはリサイクルショップや不用品回収業者が挙げられます。特におすすめなのが、不用品回収業者です。ぜひ、不用品回収業者を利用して、iPodを賢くお得に処分してくださいね。


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