テレビのリサイクル料金はいくら? 支払う方法や注意点も紹介!
「テレビを処分する際にリサイクル料金をどうやって払うのかわからない」「リサイクル料金を支払わずにテレビを処分する方法はないのか?」とお悩みではありませんか? テレビは家電リサイクル法対象品目なので、処分する際には法律にのっとって適切に処分する必要があります。
この記事では、テレビのリサイクル料金を支払う方法や、リサイクル料金の金額などについて詳しくご紹介しましょう。
- リサイクル料金とは?
- テレビのリサイクル料金はいくらなのか?
- テレビのリサイクル料金を支払う方法
- リサイクル料金なしでテレビを処分するには?
- テレビを処分する際の注意点
- テレビのリサイクルに関するよくある質問
この記事を読むことで、リサイクル料金を支払う際の仕組みや、テレビを処分する際に確認すべきことなどがわかるはずです。ぜひ参考にしてください。
1.リサイクル料金とは?
まずは、リサイクル料金を支払う必要性や対象品目について解説します。
1-1.家電リサイクル法により支払いが義務づけられている
家庭から出た廃家電を処分する際は、家電リサイクル法を確認する必要があります。この法律の対象となる家電は、資源の有効活用とゴミの減量化を目的とし、リサイクルに回すことが義務づけられているのです。その際に支払うのがリサイクル料金で、品目やメーカーによって金額は異なります。
1-2.対象品目はテレビ・冷蔵庫・洗濯機・エアコン
家電リサイクル法の対象品目は、テレビ・冷蔵庫・洗濯機・エアコンの4つです。この4品目を処分する際に、リサイクル料金を支払う必要があります。処分する前に、金額と支払い方法を確認しておくとよいでしょう。
2.テレビのリサイクル料金はいくらなのか?
処分するにあたって、テレビのリサイクル料金がいくらなのかを確認しておきましょう。
2-1.テレビのインチによって料金は異なる
テレビのリサイクル料金はメーカーによって設定されています。目安としては以下のようになっているので参考にするとよいでしょう。
- ブラウン管テレビ(15型以下):1,320~1,870円
- ブラウン型テレビ(16型以上):2,420~2,970円
- 液晶テレビ(15型以下):1,870円
- 液晶テレビ(16型以上):2,970円
2-2.リサイクル料金のほかに収集運搬料金がかかることも
テレビの処分方法によっては、リサイクル料金のほかに収集運搬料金もかかります。これは、対象家電をリサイクルセンターまで運搬してもらうための費用です。収集運搬料金は家電量販店によって金額が異なります。リサイクル料金と収集運搬料金を合計した場合、15型以下のテレビは4,000~5,000円、16型以上のテレビは5,000~6,000円程度かかると考えておくとよいでしょう。
2-3.処分したいテレビのメーカーが存在しないときは?
テレビのリサイクル料金は各メーカーのホームページで確認することが可能です。すでに倒産している場合など、テレビのメーカーが存在しないときは「指定法人」のリサイクル料金が適用されます。メーカーがわからない場合も同様なので確認してください。
3.テレビのリサイクル料金を支払う方法
テレビを処分する際、リサイクル料金を支払う方法には次のようなものがあります。
3-1.引き取りを依頼する家電量販店に支払う
買い替えの場合、新しいテレビを購入する家電量販店に古いテレビを引き取ってもらえます。処分だけの場合は、そのテレビを購入した家電量販店に引き取りを依頼することが可能です。リサイクル料金は、テレビを引き取ってもらう家電量販店に直接支払ってください。
3-2.郵便局で振り込む
自分で指定引取場所へ持ち込んでテレビを処分する方法もあります。この場合、郵便局の窓口でリサイクル料金の支払いが必要です。支払ったらリサイクル券の控えを受け取り、テレビと一緒に指定引取場所へ持参してください。
4.リサイクル料金なしでテレビを処分するには?
リサイクル料金を支払う必要なくテレビを処分する方法をご紹介しましょう。
4-1.寄付する
まだ使えるテレビに限られますが、社会支援活動をおこなっている団体などに寄付することも検討してみるとよいでしょう。社会貢献につながるだけでなく、リサイクル料金や収集運搬料金を支払わずにテレビを処分できるのは大きなメリットです。ただし、未使用品だけ寄付を受け付けている団体もあるので確認しておくことをおすすめします。
4-2.人に譲る
周りにテレビを欲しがっている人がいれば、譲る方法もあります。もちろんテレビが正常に動作する状態であることが条件ですが、不要なものを手放して誰かに喜んでもらえるのはうれしいことではないでしょうか。地域のコミュニティーアプリなどを利用して欲しい人を募る方法もあるため、チェックしてみてください。
4-3.買取に出す
テレビの製造年や状態にもよりますが、買取に出すことが可能な場合もあります。製造から5年以内で正常に動作するものであれば買取対象になる可能性が高いでしょう。有名メーカーの人気機種だと高価買取も期待できます。
5.テレビを処分する際の注意点
テレビを処分する際、確認しておくべき注意点をまとめました。
5-1.粗大ゴミとして出さない
テレビは自治体が回収する粗大ゴミとして出すことはできません。勝手に捨ててしまうと不法投棄の罪に問われ、5年以下の懲役、もしくは1,000万円以下の罰金が科せられるので十分注意してください。
5-2.違法な不用品回収業者を利用しない
テレビの処分を不用品回収業者に依頼する場合、業者選びは十分慎重におこなってください。中には廃棄物収集運搬業や古物商の許可を受けず、違法に営業している業者も存在します。そのような業者を利用して高額な追加料金を請求されたり、不法投棄したのが業者の場合でも元の持ち主にも責任を問われたりすることなども報告されているので注意が必要です。
6.テレビのリサイクルに関するよくある質問
「テレビのリサイクルについて知りたい」という人が感じる疑問とその回答をまとめました。
Q.テレビの寿命は何年ぐらいでしょうか?
A.平均寿命は10年前後といわれていますが、使用頻度や使用環境によって差が出ることもあります。
Q.テレビを少しでも高く買取してもらうポイントを教えてください。
A.きれいに掃除をし、購入時の付属品をそろえておきましょう。複数の買取先に無料査定を依頼し、比較することをおすすめします。
Q.不用品回収業者を選ぶ際にチェックすべきことは何ですか?
A.豊富な実績があるか・料金体系は明確か・所在地を明らかにしているかなどをチェックしてください。
Q.悪質な不用品回収業者がよくやる手口にはどのようなものがあるのでしょうか?
A.突然訪問してきて強引に不用品の回収を迫る例や、トラックで地域を回りながら無料回収を宣伝していても実際には作業終了後に高額な費用を請求してくる例が多く報告されています。
まとめ
テレビのリサイクル料金を支払う方法や、リサイクル料金なしでテレビを処分する方法などを詳しくご紹介しました。家電リサイクル法の対象品目であるテレビは、処分する際にいくつか注意が必要になります。処分方法によってリサイクル料金の支払い方法も変わってくるため、事前にしっかり確認しておきましょう。ぜひこの記事を参考に、スムーズにテレビを処分してください。