遺品整理で起こりやすいトラブルとは? 対処法や相談先などをご紹介


遺品整理では、まれに親族間や業者とのトラブルが起こることがあります。トラブルが起きた場合、どのように対処すべきか、分からないことが多いでしょう。対処法やトラブルを未然に防ぐ方法を覚えておくと安心です。遺品整理で起こりやすいトラブルや相談先などをご紹介します。

  1. 遺品整理のトラブル事例
  2. 遺品整理のトラブルを防ぐポイント
  3. トラブルに巻き込まれたときの対処法
  4. 遺品整理のトラブルでよくある質問

遺品整理のニーズが高まるにつれ、悪徳業者が増えてニュースで取り上げられることもあります。トラブルに関する知識と併せ、相談先なども覚えておきましょう。

1.遺品整理のトラブル事例

遺品整理では、どのようなトラブルが多いのでしょうか? 具体的な事例を見ていきます。

1-1.家族や親族とのトラブル

遺品整理では、家族や親族とのトラブルも多くなっています。円満に遺品整理を終えるためにも、起こり得るトラブルを知っておくことが大切です。

1-1-1.意見の相違

家族や親族とのトラブルで多いのは、意見の相違です。故人への思いは、それぞれ異なるため、自分が主張したいことをまとめておき、ほかの人が発言中に言葉を遮らないように伝える工夫をしましょう。傾聴しながら、自分の思いを伝えることが、遺品整理をうまく進めるコツです。

1-1-2.主張し合って話がまとまらない

遺品整理は遺産相続につながる品の捜索も行うため、それぞれの意見がぶつかり合います。言い合いになってしまうケースも珍しくありません。誰がリーダーシップを発揮し、意見をまとめていくかを、あらかじめ決めておくことも大切です。

1-2.業者とのトラブル

近年、業者とのトラブルは増加傾向です。悪徳業者に引っかからないためにも、トラブル事例はよく覚えておきましょう。

1-2-1.料金請求

業者とのトラブルで多いのは、料金請求にまつわるものです。法外な料金を請求された・追加料金が必要になったなど、見積もりとは異なる内容を請求され、高額な費用を支払わされるケースが続発しています。

1-2-2.不法投棄

悪質な事例は、回収した遺品を不法投棄してしまうケースでしょう。格安で遺品整理を請け負う業者の中には、ゴミの回収などに必要な許可を受けていないところがあり、不法投棄などが横行しているので注意が必要です。

1-2-3.強引な営業

遺品整理だけでなく、リフォームも同時にしたほうがいいなど、強引な営業をする業者は警戒が必要です。通常の遺品整理では、リフォームを必要としません。特殊清掃などを要するケースだけです。希望に添わないものは、断固として拒否しましょう。

1-2-4.貴重品の紛失

現金・貴金属・有価証券など、貴重品を紛失されてしまうトラブルもあります。遺産相続に必要な品であるため、紛失で大変な損害を被ることになるでしょう。貴重品を紛失してしまうのは、業者がきちんと知識やノウハウを持っていないことが原因です。遺品整理の実績が豊富な業者に依頼しましょう。

1-2-5.作業員の素行

作業員の素行により、近隣住民に迷惑をかけてしまうことがあります。作業員が日雇いアルバイトなどの場合、社内教育が行き届いてしないケースが多いものです。作業時の騒音・声・ホコリの飛散・遺品の取り扱いが雑など、遺族にとっても心労が重なる原因となるでしょう。悪質な作業員がいる場合、遺品の盗難なども起こり得ます。

2.遺品整理のトラブルを防ぐポイント

遺品整理のトラブルを防ぐポイントを覚えておきましょう。

2-1.親族間で遺品整理について話し合いをしておく

家族や親族間でのトラブルを回避する方法は、話し合いを重ねることです。それぞれの希望を取りまとめてから、遺品整理のリーダーシップを取る人に主導してもらいます。依頼する業者も、全員が納得できるところを選びましょう。

2-2.良心的な業者を選ぶこと

悪徳業者を見抜き、良心的な業者を選ぶことが、遺品整理でのトラブルを防ぐポイントです。遺品整理の実績が豊富で、遺品の取り扱いに慣れていることが重要となります。複数の業者を比較し、実績・サービス内容・料金体系・クチコミなどを確認しましょう。費用の安さだけで選んでしまうと、作業が粗雑になってしまう可能性が高いので危険です。

2-3.有資格者がいる業者もある

遺品整理に関する専門知識を持つ、遺品整理士という有資格者がいる業者もあります。遺品整理士とは、一般社団法人遺品整理士認定協会による認定資格です。業者選びで迷ったら、1つの選択肢として、有資格者がいる業者を探す方法もあるでしょう。

2-4.業者との契約は書面で交わすこと

業者との契約は、必ず書面で交わしましょう。いったいわないのトラブルを防ぐためです。口頭での約束は、忘れられてしまうだけでなく、聞いていないと逃げられてしまう可能性が高いでしょう。小さなことでも書面に残し、証拠として提示できるようにすることが大切です。

3.トラブルに巻き込まれたときの対処法

遺品整理でトラブルに巻き込まれた場合の対処法を覚えておきましょう。

3-1.業者と話し合う

トラブルが起きた際は、まず業者とよく話し合いをしましょう。現場担当者だけでなく、業者の代表者を交えて話をすることが大切です。ただし、直接話し合っても解決しない場合は、ほかの手段を使うことも考えてください。

3-2.相談窓口を利用する

遺品整理に関するトラブルを相談できる窓口は、いくつかあります。

などです。第三者機関に相談することで、業者と直接話し合うことがなくなり、スムーズにトラブルを解決できるでしょう。

3-3.法律の専門家に相談する

弁護士や行政書士など法律の専門家に相談し、トラブルを解決してもらう方法もあります。ただし、介入してもらうためには費用がかかり、遺産相続が関連する問題だと高額になる可能性があるのが難点です。また、遺品整理に関するトラブルを多く扱っている専門家を選ぶなど、比較検討することも重要なポイントとなります。

4.遺品整理のトラブルでよくある質問

遺品整理のトラブルに関する質問を集めました。

Q.遺品整理の料金トラブルを防ぐポイントは?
A.遺品整理にかかる費用の相場を知ることが大切です。複数の業者で見積もりを出してもらい、費用やサービス内容を比べてみてください。相場を知っていれば、悪徳業者に依頼する危険も回避でき、料金で揉(も)めることがなくなるでしょう。

Q.遺品整理業者は不法投棄した場合はどうなるのか?
A.依頼者が罪に問われる可能性が高いでしょう。不法投棄は、5年以下の懲役もしくは1,000万円以下の罰金が科せられます。犯罪に巻き込まれないよう、質の高い業者に依頼することが大切です。

Q.遺品整理業者の見積もりは無料でも安心していいのか?
A.はい、無料でもしっかり見積もりを出してもらえます。無料見積もりを気軽に利用し、業者の遺品整理に対する考え方や姿勢をチェックしましょう。無料見積もりのご依頼は、リサイクル買取サービスまでご相談ください。

Q.遺品を買取に出す際の注意点は?
A.不当に安い価格で買取されないように注意しましょう。買取基準は業者ごとに異なるため、必ず比較検討することが大切です。遺品の中には、骨董(こっとう)品や希少価値がある品も含まれている場合があります。価値をきちんと見極めてもらい、適正価格で買取してもらいましょう。

Q.トラブルがあってもクレームを伝えるのが怖い場合は?
A.第三者に介入してもらいましょう。費用はかかっても、法律の専門家なら速やかに解決してくれます。また、直接話し合う必要がないため、怖い思いをせずに済むのがメリットです。

まとめ

遺品整理業者の数が増えるにつれ、トラブルも多くなっています。遺品整理は、故人の大切な品を託す作業です。良心的な業者を選び、気持ちよく終えられるようにしましょう。起こりやすいトラブルや対処法などを覚えておき、遺品整理の参考にしてください。


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