書庫の買取は可能? 買取基準・高額査定のコツ・専門業者などを紹介
オフィスでは、ファイルや書類の保管に書庫を使うことがあります。不要になった書庫は、買取を利用して処分する方法がおすすめです。とはいえ、買取対象となるものは限られています。事前に中古需要や買取基準をリサーチし、買取対象にあてはまることを確かめておきましょう。書庫の買取先や高額査定のポイントなどをご紹介します。
不要になった書庫を買取に出す際に覚えておきたいことは、業者によって買取価格に差が生じることです。買取で損をしないためにも、買取先の特徴なども覚えておきましょう。
1.書庫は買取してもらえるのか?
そもそも書庫の買取はしてもらえるのか、中古需要や人気の傾向などを見ていきましょう。
1-1.書庫はたくさんの書類を整理整頓できる優秀なアイテム
オフィスでは、書類の保管期間が定められています。そのため、年々書類の数は増えていき、やがて膨大な量になるでしょう。書庫があれば、たくさんの書類を整理整頓して収納することができます。オフィスでも圧迫感を抱かず、統一性のあるデザインのスリムな書庫は、中古市場でも特に人気が高いでしょう。
1-2.新規事業の立ち上げ・事業拡大するオフィスにとって書庫は必要なもの
オフィスで不要になった書庫でも、買取に出すことで、新たな使用者が見つかります。たとえば、新規事業の立ち上げや事業の拡大を計画する場合、オフィス用品まで多額の費用をかけることができません。中古で良好なものを探すケースが多いでしょう。書庫が不要になったら、なるべくきれいなうちに売ることが大切です。
2.買取対象となる書庫とは?
書庫で人気のあるメーカーや種類などをご紹介します。
2-1.OA機器専門メーカーの書庫は人気が高い
書庫で人気があるのは、OA専門メーカーが販売しているものです。代表的なメーカーをご紹介します。
- オカムラ
- イトーキ
- コクヨ
- PLUS
書庫は、素材にスチールが使われている場合がほとんどです。引き違い扉・両開き・クリアケース式・オープン式・キャビネットなどがあり、ニーズによって使い分けができるため、どのタイプも買取では好まれます。メーカーやシリーズが同一のものなら、高さや奥行きにばらつきが出ず、まとめて買取してもらえるでしょう。
2-2.元値に比例して買取価格も上がる傾向がある
元値が高い書庫は、比例して買取価格も上がる傾向があります。とはいえ、年数が経過している書庫は、経年劣化によって買取価格も下がるものです。書庫が不要になったら、中古需要があるうちに、なるべく早めに買取に出すようにしましょう。買取価格は、「書庫 メーカー名 型番 買取」などのキーワードでインターネット検索してください。買取業者の価格一覧などが出てきます。買取価格の中間値が、相場と考えておきましょう。
2-3.買取価格は業者によって異なる
業者によって査定基準が異なるため、買取価格にも差が生じます。買取価格は、1社だけの査定で判断せず、実物を複数の業者に見てもらい、見積もりをしっかり比較することが大切です。
3.書庫を買取に出す前に確認すべきこと
スムーズに買取をしてもらうため、あらかじめ確認すべきことを覚えておきましょう。
3-1.劣化が目立つものは買取不可となる可能性が高い
年数が経過しているもの・劣化が激しいもの・開閉がスムーズにできない・歪(ゆが)みが生じているなどの場合、買取不可となってしまいます。パーツに欠品があるものも、買取が難しくなるので注意してください。
3-2.買取に出す書庫の情報を調べておく
買取に出す前は、書庫のメーカー・型番・製造年などを確かめておきましょう。取扱説明書や保証書などに記載があります。書庫の裏面などに貼られたシールに、記載されている情報があればメモしておきましょう。事前に書庫の情報を把握していると便利です。電話で問い合わせても、書庫の情報をもとに、大まかな買取価格を聞き出すことができます。ただし、正確な買取価格は、実物を見て判断してもらってください。
3-3.見栄えをよくしておくのが高額査定のポイント
書庫を買取に出す際は、メンテナンスをしておき、見栄えをよくすることが大切です。特に、棚の奥や背面などに汚れやホコリが付着していたり、出し入れする際に付いた傷なども残っていたりするでしょう。しかし、使用感を少しでもなくすことで、買取価格が上がる可能性が高まります。ネジのゆるみなども補修しておきましょう。書庫は経年劣化が起こります。不要になったら、なるべく早めに手放すことも考えてみてください。年式が浅いうちに買取に出すのが、高額査定につなげるポイントです。
4.書庫の買取先について
書庫を買取してくれる業者をご紹介します。メリットとデメリットも覚えておきましょう。
4-1.専門業者
専門業者は、OA機器を中心に取り扱う業者のことです。専門業者では、オフィス用品を一括購入する企業や事業所などが顧客であるため、書庫の中古需要が見込めます。さまざまなメーカーや種類の書庫が買取可能なだけでなく、高額査定につながりやすいのがメリットです。出張訪問での買取をしてくれるので、書庫の運搬・分解を必要としません。ただし、業者によっては、出張訪問費用が発生する場合があります。料金体系は事前に把握しておきましょう。
4-2.不用品回収業者
不用品回収業者は、主に生活用品・家具・家電など家庭から排出される不用品の回収を行う業者です。再販・再利用できるような書庫ならば買取が可能な場合もあります。しかし、専門業者より買取価格が下がるのがデメリットです。買取基準に満たない場合でも、処分を依頼することができます。処分費用は、書庫1点あたり数千〜1万円前後と高額になる場合もあるでしょう。書庫以外にも不用品を大量に処分したい場合、まとめて回収してもらえるリーズナブルな料金プランがあります。不用品の処分費用を節約したい場合におすすめです。出張訪問での買取・回収で、迅速な対応も魅力でしょう。急いで処分したい・買取価格が安くても時間をかけたくないという場合は利用しましょう。
4-3.個人売買
ネットオークションやフリマアプリを使った個人売買は、近年活発化しています。とはいえ、書庫はオフィス用品であるため、個人での出品が少ないのが現状です。また、業者による出品が中心で、展示品や在庫処分品など、ほぼ新品に近い状態のものが売りに出されています。個人での出品は買い手が付きにくく、原則として送料や手数料は出品者負担です。出品時の価格設定は、負担する費用を考慮に入れてから決めましょう。また、輸送手段やこん包にかかる手間などを考慮したら、業者の買取を利用したほうが確実です。
4-4.リサイクルショップ
リサイクルショップは、気軽に立ち寄ることができるのがメリットです。しかし、書庫などOA機器の買取先には適していません。主に生活雑貨を中心とした店舗であるため、OA機器を適正価格で買取してもらうのが難しいでしょう。また、査定を受ける際も、書庫を店頭に持ち込む必要があります。書庫は重量もあり、輸送時に傷が付きやすいものです。店舗まで持ち込むだけでも労力を要するので、リサイクルショップより専門業者に依頼したほうが、時間と肉体的負担を削減できるでしょう。
5.書庫の買取や処分方法でよくある質問
書庫の買取や処分方法に関する質問を集めました。
Q.業者選びで迷ったらどうすべきか?
A.業者の無料見積もりを活用し、買取価格を比較しましょう。買取価格だけでなく、業者の対応や作業に対する姿勢などもチェックしてください。無料見積もりは、リサイクル買取サービスで行っています。お気軽にご利用ください。
Q.買取不可となった場合、書庫をお得に処分する方法はあるのか?
A.買取と回収の両方を行う専門業者を活用する方法がおすすめです。業者によっては、スチールなど金属を使った書庫は、買取対象にならない状態のものであっても、無料回収ができる場合があります。複数の業者で見積もりを出してもらい、回収費用も比較しましょう。ただし、激安回収とアナウンスしている廃品回収車は利用しないでください。激安としつつ、回収後に高額な料金を請求するなど、トラブルが多い業者です。
Q.鍵付きの書庫は、鍵を紛失していると買取が難しいものなのか?
A.状態が良好な書庫であれば、買取してもらえる可能性があるでしょう。しかし、鍵を紛失している場合、査定価格が下がります。買取後に、鍵の交換を要するためです。買取に出す前に、鍵を探して用意しましょう。予備の鍵も同様です。
Q.クリアケース式の書庫は、小さなひび割れがあっても買取可能なのか?
A.業者の査定基準によって異なります。クリアケースのひび割れは、使用中に大きくなる恐れがあるでしょう。再販時にクレームなどが起こることを考慮し、破損品として買取不可となるケースもあります。
Q.事業に使っていた書庫は自治体回収で処分できないのか?
A.自治体では回収できません。企業や事業所などで使用していたオフィス用品は、産業廃棄物として扱われます。専門業者や不用品回収業者に買取や回収を依頼しましょう。
まとめ
不要になった書庫は、買取を利用して処分することができます。OA機器などを取り扱う専門業者がおすすめです。あらかじめ、買取対象となりやすいメーカーや種類などを把握しておき、買取価格の相場などを覚えておきましょう。メーカー・型番・製造年など、書庫の情報をメモしておくと、買取がスムーズに進みます。買取に関する相談は、出張訪問が可能なリサイクル買取サービスまでお問い合わせください。