店舗什器を買取に出す方法とポイントを解説! 業者選びのコツは?


ハンガーラック・ワゴン・パーティション・レジ台などの店舗什器は、専門業者で買い取ってもらえることをご存じでしょうか? 「高く売れないだろう」と思ってしまいがちですが、中には高価買取が期待できるものもあります。大切なのは、どんな什器が高く売れるのか・買取に出す際の注意点をしっかりと把握することです。

そこで、本記事では、店舗什器を買取に出すポイントなどをまとめて解説します。

  1. 高く売れる店舗什器とは?
  2. 店舗什器を買取に出す際の注意点
  3. 店舗什器を買取に出す方法と主な流れ
  4. 買取業者を選ぶポイントは?
  5. 店舗什器の買取に関してよくある質問

この記事を読むことで、店舗什器を高く売るコツなどが分かります。気になっている方はぜひチェックしてください。

1.高く売れる店舗什器とは?

まずは、店舗什器にはどんなものがあるか・高く売れる店舗什器の特徴について解説します。

1-1.店舗什器にもさまざまな種類がある

店舗における商用の器材全般を店舗什器といいますが、さまざまな種類があります。たとえば、ショールームなどにおいて商品やカタログなどを陳列・配置するためのラック・ショーケース・テーブルなどです。店舗の内装や商品を並べる際には必要不可欠なものとなります。主に、飲食店・雑貨店・アパレル店・美容室に分けて、店舗什器の種類をいくつかピックアップしました。

  • 飲食店:ガス台・調理台・調理器具用棚・冷蔵庫・テーブル・サンプル陳列棚
  • 雑貨店:ディスプレイテーブル・陳列棚・ネット什器・レジ台・包装台
  • アパレル店:陳列棚・マネキン・ハンガー什器・フィッティングルーム・ワゴン・ミラー
  • 美容室:イス・ドレッサー・シャンプー台・カウンター・エントランスメニューボード

1-2.再利用できる状態が買取対象

一般的に、中古の店舗什器を購入する人は再び使うことを目的としているため、再利用できる状態が買取対象となります。ひどい汚れや傷みがある・再利用できない状態の店舗什器は、新品・未使用品であっても買取不可になる可能性が高いでしょう。ほとんどの買取業者では、きれいな状態か、そしてきちんと動作できるかをチェックしています。動作不良で再利用できないものは買い取ってもらえないので注意してください。

1-3.有名メーカーのものが高く売れる

高く売れる店舗什器は、状態がいい有名メーカーのものです。店舗什器の有名メーカーといえば、CASIO・グローリー・シャープ・キング工業・三菱重工・マイクロス・テラオカ・NICHIESUなどがあります。また、有名メーカーで最近発売されたばかりの新商品ほど高価買取が期待できるでしょう。さらに、さまざまなジャンルで使うものも高価買取が期待できます。たとえば、ガラスケース・ショーケース・システム什器・ワゴン・店舗用照明器具などです。

2.店舗什器を買取に出す際の注意点

ここでは、店舗什器を買取に出す際の注意点をいくつか紹介します。

2-1.査定前に状態をチェックする

店舗什器を買取に出す前に、必ず状態をチェックしておきましょう。前述したように、店舗什器は状態が大きな査定ポイントとなります。元値が高いシステム什器やショーケースは高価買取が期待できますが、激しく汚れたり傷んだりしている場合は買い取ってもらえません。状態前にしっかりとチェックすることで、業者スタッフも査定しやすくなります。取り引きがスムーズに進みやすくなるため、買取額がアップする可能性もあるでしょう。できるだけ、高く売りたい方は店舗什器の状態を確認してください。

2-2.買取方法もチェックしよう!

売却したい店舗什器の状態と併せて、買取業者の買取方法もチェックすることが大切です。店舗什器の場合は運搬や搬出が困難なケースが多いため、出張買取を行っているか確認してください。いざ買取業者に依頼したところ、店舗買取または宅配買取のみだった……というケースがあります。その場合、再び買取業者を探さなければなりません。手間と時間がかかってしまうので、時間を無駄にしないためにも買取方法を事前に確認する必要があります。

2-3.買取業者選びも大切なポイント

買取に出す前に注意してほしいことは、買取業者選びです。早く買い取ってもらいたいからと適当に業者を選んでしまえば、安く買い取られてしまう恐れがあります。実際に、店舗什器を安く買い取って高く売りつける悪徳業者が存在しているので注意が必要です。買取業者を選ぶポイントについては、後ほど【4.買取業者を選ぶポイントは?】で詳しく説明するのでぜひチェックしてください。

3.店舗什器を買取に出す方法と主な流れ

それでは、店舗什器を買取に出す方法と主な流れを解説します。

3-1.買取専門業者またはリサイクルショップに買い取ってもらう

主な買取先としては、専門買取業者またはリサイクルショップがあります。新品または未使用品でまだ使える状態のものであれば、買取専門業者に査定を依頼してください。店舗什器を中心に扱っている買取専門業者は、どの種類が中古市場で需要があるのか把握しています。そのため、需要があるものほど高価買取が期待できるというわけです。買取専門業者で買い取ってもらえなかったものは、リサイクルショップを利用するといいでしょう。買取専門業者よりも買取額は下がってしまいますが、傷や汚れがあるものでも買い取ってもらえるかもしれません。

3-2.不用品回収業者に依頼する

買取専門業者やリサイクルショップのほかに、不用品回収業者を利用する方法があります。不用品回収業者の中には、買取サービスを行っているところもあるので、買取と回収が同時に利用できるのが大きなメリットです。たとえ、買取不可になったとしても回収依頼ができるため、手間と時間をかけずスピーディーに処理することができるでしょう。また、店舗什器以外に処分したいものがあれば、まとめて査定に出すことができるのも大きなメリットです。京都・滋賀を中心にサービスを展開しているリサイクル買取サービスショップでは、無料相談や無料見積もりを受けつけているのでぜひ1度ご相談ください。

3-3.買取の主な流れをチェック!

店舗什器の買取の流れは、主に以下の手順となります。

  1. 買取を行っている業者に電話またはメールで問い合わせをする
  2. 実際にスタッフがやってきて店舗什器の状態をチェックする
  3. 提示した査定額に納得すれば、そのまま店舗什器を引き取ってもらう
  4. 最後に査定額のお金をもらって完了

大まかな流れは上記のとおりですが、買取業者によっては異なる可能性があります。運搬や搬出について具体的な流れが決まっているところもあるため、事前に確認しておきましょう。

4.買取業者を選ぶポイントは?

ここでは、買取業者を選ぶポイントをいくつか解説します。

4-1.古物商・産業廃棄物収集運搬の許可を取得しているか

業者選びで1番注目してほしいポイントは、古物商・産業廃棄物収集運搬の許可を取得しているかです。基本的に、買取業を行う場合、都道府県知事から古物商の許可を取得しなければなりません。ホームページ等に許可番号が記載されていない場合、悪徳業者の可能性があるので注意してください。また、店舗や会社で使うことが多い店舗什器は、産業廃棄物扱いとなります。処分を依頼する場合は、産業廃棄物収集運搬許可を取得している業者に選ばなければなりません。古物商の許可番号と同じく、産業廃棄物収集運搬許可の番号が記載しているかチェックしておきましょう。

4-2.店舗什器の買取に長(た)けているか

店舗什器を高く買い取ってもらいたい方は、買取業者が店舗什器の買取に力を入れているか確認したほうがいいでしょう。店舗什器の買取に力を入れている業者は、中古市場における需要を把握しているので高価買取が期待できます。また、店舗什器だけでなく、さまざまなジャンルを扱っているかも要チェックです。多数のジャンルを扱っている業者なら、店舗什器以外の不用品もまとめて買取・回収依頼ができます。ほかの業者に依頼しなければならないという手間が省けるでしょう。

4-3.見積書の内容が具体的に記載されているか

見積書の内容が具体的に記載されているか・いくらぐらいの値段で買い取ってもらえるのか、きちんとしている業者ほど分かりやすく答えてくれます。特に、見積書の内容が具体的ではなかったり、書面で渡してくれなかったりする業者には注意が必要です。口約束で契約を交わしてしまうと、後で「言った・言わなかった」というトラブルが起きる恐れがあります。トラブルを未然に防ぐためにも、見積書を書面で渡してくれる業者に依頼しましょう。

4-4.スタッフの対応が丁寧でスピーディーか

業者選びの際は、スタッフの対応に注目するのもポイントの1つです。優良業者は対応が丁寧でスピーディーな傾向がありますが、悪徳業者は対応が悪く反応も遅い特徴があります。特に、電話対応はチェックしやすいポイントといえるでしょう。近くに店舗がない場合は、事前に電話でスタッフの対応をチェックしてください。また、どんな質問をしても丁寧に答えてくれる業者は信用できますが、いい加減に答える業者は悪徳業者の可能性があるので要注意です。

5.店舗什器の買取に関してよくある質問

店舗什器の買取に関する質問を5つピックアップしてみました。

Q.買取額はいくらぐらいになるのか?
A.店舗什器の種類や状態によって異なりますが、主な買取例をまとめたのでぜひ参考にしてください。

  • キャスターつきショーケース:20,000円
  • インダストリル オープンシェルフ:10,000円
  • ガラスショーケース:4,000円
  • 店舗用照明器具:5,000円

あくまで目安となるため、具体的な買取額を知りたい方は無料査定を依頼しましょう。また、複数の業者を比較することで最も高値がついた業者に買い取ってもらうことができます。

Q.高価買取のポイントは?
A.できるだけ、早めに買取に出すことです。買取業者によっては、購入から7年以内のものでないと買い取らないというところがあります。しっかりとメンテナンスを行っておけば買い取ってもらえるかもしれませんが、店舗什器を乱雑に扱ったり放置したりするほど劣化が進んでしまうことになるでしょう。また、製造名・メーカー・購入時期(製造年式)が明確になっているものは高価買取が期待できます。

Q.出張買取を利用する際の注意点は?
A.出張・運搬・搬出費用がかかるのかチェックすることです。実際に、「出張買取を依頼したら、追加費用として出張費用を請求された」など悪徳業者とトラブルになっています。中には、出張費無料といいつつ、後で「時間と手間がかかったから」と追加費用を請求する悪徳業者も存在しているようです。悪徳業者に引っかからないためにも、追加費用が発生するケースもしっかりと確認しておきましょう。

Q.査定前にしておきたいことは?
A.店舗什器についている汚れをきれいに拭き取ることです。見た目がきれいなものほど高く売れる可能性があります。新品や未使用品なのに価値がつかないものは、状態が悪いものです。激しい汚れや傷がついていると買取不可になってしまうからこそ、取り除ける汚れは事前に掃除してきれいにしてください。

Q.フリマアプリやネットオークションでも売れるのか?
A.実際に出品をしている方がいますが、必ずしも売れるとは限りません。ネットオークションやフリマアプリは全国から買い手を見つけられる点が大きなメリットです。けれども、落札者に自分でこん包して送らなければなりません。店舗什器は重いものがほとんどなので、こん包に時間と手間がかかってしまいます。また、「商品に傷がついている」「写真と違った」などと、落札者とのトラブルも相次いでいるため、その点を踏まえた上で利用しましょう。

まとめ

ディスプレイ用テーブルやショーケースといった店舗什器は、中古市場で需要があります。状態がよく、人気の種類であるほど高価買取が期待できるでしょう。特に、新しく店舗を開業する人やオフィスを構える人にとっては、新品よりも安く購入できる中古品を求めています。処分を検討している方は、1度買取業者に査定を依頼しましょう。業者の中には不用品の買取だけでなく、処分を受けつけているところもあります。買取と処分が同時に利用できれば、買取不可になったものでもすぐに処分してもらえるでしょう。


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