生前整理のやり方に悩んでいる人必見! 進め方やコツを解説!


「生前整理を始めたいが、どこから手を付けていいか分からない」と悩んでいる人はいませんか? 生前整理はより充実した老後を過ごすためや、自分の死後、遺品整理で遺族に負担をかけないために、年々行う人が増えています。その一方で、生前整理がうまくいかずに挫折しかけている人も多いことでしょう。

そこで今回は、生前整理の上手な進め方を解説します。

  1. 生前整理は生活が大きく変わるときに始めよう
  2. 生前整理の進め方
  3. 生前整理を業者に依頼する方法
  4. 見積もりを比較して業者を選ぼう

この記事を読めば、生前整理を始める時期や生前整理を業者に依頼するメリットなども分かるでしょう。生前整理を始めたい、始めたが挫折しかけているという人は、ぜひこの記事を読んで参考にしてみてください。

1.生前整理を始める時期

はじめに、生前整理を始めるのにおすすめの時期を紹介します。

1-1.生前整理とは自分が本当に必要なものを選ぶ作業

生前整理とは単に不用品を片付けるだけでなく、自分にとって人生の最後まで必要なものを選ぶ作業です。ですから、「いつから始めるべき」という決まりはありません。少しずつ身の回りのものを整理し、自分にとって必要なものを見つけていけばいいのです。引っ越し作業のように「何月何日までに完了させる」と肩に力を入れる必要はありません。

1-2.生活が大きく変わるときに始めるのがおすすめ

定年退職や子供の結婚、家の住み替えなど、老後には大きく生活が変わるときがあります。生活が大きく変われば、必要なものも変わってくるでしょう。このときに生前整理をすると、必要なものと不必要なものが分かりやすくなります。

1-3.家族全員で不要なものを整理しよう

生前整理は自分のものだけでなく、家族全員で使うもの、夫婦で使うものも行う必要があります。ですから、自分1人だけでなく、家族にも声をかけましょう。また、自分のもの以外は勝手に処分してはいけません。

2.生前整理の進め方

では、どのように生前整理を進めればいいのでしょうか? この項では、その方法を紹介します。

2-1.小さい収納スペースを一番始めに片付ける

生前整理は、基本的に引っ越し作業と同じです。不要なものを捨てて必要なものを残します。しかし、慣れてないと不用品の仕分けをするだけでも、時間がかかるでしょう。そこで、まずは一番小さい収納スペースの片付けをしてみてください。中のものを全てだし、必要なものと不要なものを分けていきます。迷うようならば、「1年以上使わなかったものは捨てる」とルールを決めるとおすすめです。どうしてもふんぎりが付かないのならば、ダンボールなどにまとめて入れておき、しばらく時間をおきましょう。そうすれば、判断がつきやすくなります。小さい収納スペースが無事片付けられたなら達成感も味わえるうえ、片付けのコツもつかめてくるでしょう。

2-2.あちこち同時に片付けない

生前整理は、1箇所ずつ行っていきましょう。「家全体を一辺に行おう」とすれば、収拾がつかなくなります。また、めったに使わない収納スペースに入っているものの大半は、不要なものでしょう。そのようなところから片付け始めれば、迷うことも少ないはずです。

2-3.自分専用のスペースが片付け終わったら家族共有のスペースを片付ける

自分が使っているものしかないスペースを完全に片付け終わったら、家族共有のスペースを片付けましょう。この場合は、家族全員で行うと時間もかかりませんし、必要なものを間違って捨てることもなくなります。また、自分専用のスペースを片付けることで、判断力も上がっているでしょう。自分にとって必要なものもすぐに判断できるようになっているはずです。

2-4.自治体のゴミ捨てルールはあらかじめ調べておく

生前整理をすると、ゴミの処分に苦労することがあります。自治体のゴミ捨てルールをあらかじめ調べておくことが大切です。特に、粗大ゴミの捨て方や回収日、費用等はメモしておいておきましょう。また、自治体のゴミ処分場に家庭ゴミを自分で持ち込めるかどうかも確認しておくといいですね。運搬手段があれば、不用品を一度に処分することができます。

3.生前整理を業者に依頼する方法

この項では、生前整理を業者に依頼するメリットや業者選びのポイントなどを紹介します。

3-1.生前整理を業者に依頼するメリット

生前整理は、人によってやることが異なります。単に不用品を片付ければいいというだけの人もいれば、家や土地などの財産も一緒に片付けたいという人もいるでしょう。また、「ものが多すぎて1人では片付けられない」というケースもあります。生前整理を業者に依頼すれば、不用品の片付けはもちろんのこと、家や土地の売却にも相談に乗ってくれるところもあるでしょう。また、不用品の回収や買取も行っているので、自分で不用品を処分したり売却先を探したりする手間が省けます。

3-2.生前整理の業者に依頼できること

生前整理を業者に依頼すれば、以下のようなことを任せることができます。

  • 不用品と必要なものの分別
  • 不用品の買取・回収
  • 土地や家屋の売却相談など

なお、業者によっては行っていないサービスもありますので、気をつけてください。

3-3.生前整理を依頼する業者の選び方

生前整理を行ってくれる業者は年々増え続けています。業者選びに迷ったら、以下のようなポイントを押さえましょう。

  • 自分が望んでいるサービスを提供してくれるか
  • 実績が豊富か
  • 評判がよいか
  • 事務所を構えているか

なお、連絡先が携帯電話だけという業者は、簡単に音信不通になる可能性があります。固定電話が連絡先として設定されているところを選びましょう。

4.見積もりを比較して業者を選ぼう

生前整理を業者に依頼する流れは以下のようなものです。

  • インターネットやイエローページで業者を見つける
  • 依頼したい内容を説明し、見積もりを出してもらう
  • 見積もりを比較して業者を選ぶ
  • 契約

見積もりは、業者の質が見えます。見積もりが明確で分かりやすい業者に依頼しましょう。極端に値段が高い業者、安い業者は依頼しない方がおすすめです。

5.生前整理に関するよくある質問

この項では、生前整理に関するよくある質問を紹介します。

Q.生前整理の際、不要になった品を売却することは可能ですか?
A.製造されてから5年までの家電、キレイな家具・古書・ブランド食器・ホビー類などは中古でも一定の需要があります。

Q.生前整理を業者に依頼したら、どんなものでも回収してくれるでしょうか?
A.業者によっては回収できないものもあります。見積もりの際に確認してください。

Q.生前整理を業者に依頼すれば、どのくらいで終わりますか?
A.ゴミ屋敷でない限り、1日で終わることが大半です。

Q.生前整理を行うと遺品整理はしなくてすみますか?
A.全くしなくてよい、というケースは少ないでしょう。しかし、手間は大幅に減ります。

Q.生前整理を至急行いたい場合は、業者に頼むのが一番いいでしょうか?
A.はい。人手を集められないなら業者に依頼しましょう。

まとめ

今回は、生前整理のメリットや必要性、進め方などを解説しました。生前整理は時間に余裕があるならば、少しずつ行っていきましょう。自分ではもう無理だと思った場合や、至急に整理が必要になった場合は、業者に依頼するのがおすすめです。片付けから回収まで一手に引き受けてくれるので、早ければ数時間で不用品が片付きます。


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