掃除機の処分方法を解説!自治体にゴミとして出す際の注意点は?
掃除機の寿命は5~10年といわれています。「掃除機を買い替えたいが、自治体のゴミ捨てルールがややこしくて捨て方に悩んでいる」という方もいることでしょう。掃除機は自治体によって何ゴミに該当するかが異なります。また、自治体を利用しなくても処分することが可能です。
今回は、掃除機の捨て方や注意点について解説しましょう。
この記事を読めば、掃除機を自治体で回収してもらうメリット・デメリットや、そのほかの手段で回収してもらうほうがおすすめのケースなどがよく分かります。掃除機の処分を考えている方は、ぜひこの記事を読んで参考にしてくださいね。
1.掃除機は何ゴミに分類されるのか?
はじめに、掃除機は自治体のゴミ出しルールで何ゴミに分類されるのかを解説します。
1-1.大きさによってゴミ区分が分かれることが多い
自治体によって、掃除機が何ゴミに分類されるかは異なります。一例をあげると東京都の多くの区では、一辺の長さが30cmを超えるものは粗大ゴミです。また、自治体が指定するゴミ袋に入らないと粗大ゴミ扱いとなるところもあります。このような自治体では、卓上の小型掃除機以外は、粗大ゴミに分類されるでしょう。一方、掃除機は不燃ゴミと分類している自治体もあります。詳しくは、自治体のゴミ出しルールを確認しましょう。
1-2.小型家電リサイクル法に基づいて回収している自治体もある
小型家電リサイクル法とは、小型家電を回収してリサイクルすることを促進するために制定された法律です。この法律に基づき、家電を回収している自治体もあります。掃除機が小型家電リサイクル法の対象とされている場合は、小型家電専用の回収ボックスに持っていくといいでしょう。なお、回収する品目や専用回収ボックスの設置場所は自治体によって異なるので、あらかじめ自治体の公式サイトなどを確認しましょう。
2.掃除機は捨てる前にたまったゴミを処分する
掃除機は捨てる前に内部のゴミを処分してください。パック式の場合は紙パックごとゴミに捨て、サイクロン式の場合はゴミのケースを空っぽにしておきましょう。また、本体とホースが別のゴミに分類される場合は、ばらせるところは分解しておきます。
3.掃除機を自治体にゴミとして回収してもらう方法
この項では、掃除機をゴミとして回収してもらう方法の手順を紹介します。
3-1.ゴミの区分や出し方を確認
はじめに、自治体が定めたゴミの区分や出し方を確認しましょう。東京都の場合、多くの区が粗大ゴミを出すときは事前に申し込みを必要としています。また、回収は有料です。自分で処分場に持ち込める自治体もありますが、予約の有無や持ち込める時間、料金などの確認が必要となります。
3-2.ゴミを捨てておく
前述したように、掃除機を回収してもらう前に中のゴミを捨てておきましょう。ゴミありでも回収してもらえますが、ゴミなしで回収にだすことはマナーです。
3-3.ルールに従って掃除機を捨てる
準備ができたら自治体のルールに沿って掃除機を捨てましょう。なお、付属のヘッドだけ捨てたい場合は、掃除機本体は粗大ゴミに分類される自治体でも、不燃ゴミとして捨てられる場合があります。逆に、掃除機本体は分解あしたとしても粗大ゴミのままとするところもありますので、気をつけましょう。
4.自治体以外で掃除機を処分する方法
自治体に回収してもらう以外で掃除機を処分する方法としては、買い換えの際、家電量販店に引き取ってもらうか、不用品回収業者に回収してもらいましょう。家電量販店は店頭に持ち込めば、新品の購入を条件に回収してもらえます。ただし、古い掃除機の回収のみは受け付けていないところが多いので、注意してください。不用品回収業者に依頼すると、掃除機以外の不用品も一度に回収してもらえます。掃除機以外にも不用品がたくさんあり、片付けるのが大変という場合は利用してもいいでしょう。費用は不用品回収業者ごとに異なるので、まずは見積もりを作成してもらってください。
5.掃除機の処分に関するよくある質問
この項では、掃除機の処分に関するよくある質問を紹介します。
Q.掃除機は売却することができるでしょうか?
A.高性能なロボット掃除機やサイクロン掃除機の場合は可能なこともあります。ただし、使用感があるものは買取不可のことが多いでしょう。
Q.掃除機を分解すれば不燃ゴミとして出せますか?
A.分解すれば不燃ゴミでも可能という自治体もあれば、分解しても粗大ゴミでとしてでないと回収できない自治体もあるので確認してください。
Q.ロボット掃除機も粗大ゴミですか?
A.1辺が30cm以上は粗大ゴミと定めている自治体の場合は、粗大ゴミに該当するものが多いでしょう。
Q.掃除機は寄付はできますか?
A.寄付を募っているところがあれば、寄付は可能です。ただし、いきなり福祉施設などに掃除機を送りつけてはいけません。事前に必ず確認してください。
Q.自治体に処分を依頼できない掃除機はありますか?
A.業務用の大型掃除機の場合は、自治体では回収できないこともあるので確認しましょう。
まとめ
今回は、掃除機を処分する方法を紹介しました。掃除機は自治体にゴミとして処分してもらえる家電です。事情があって急いで処分したい場合や、掃除機以外にも処分したいものがたくさんある場合は、不用品回収業者を利用すると便利でしょう。自治体にゴミとして処分を依頼する場合は、しっかりとルールを守ってください。