神棚を処分する方法は? 主なポイントや流れ&気になる注意点も解説!
「古い神棚を処分したいけど、どこに依頼できるのだろう」「神棚を処分するときにはどんな注意点があるのだろう」とお考えではないでしょうか? 何らかの理由で不要になった神棚を処分したくても、どこにどんな方法で依頼できるかなどよく分かりませんよね。それに、どんな点に注意して処分すべきかなども気になることでしょう。
そこで今回は、神棚の処分について詳しく解説します。
この記事を読むことで、神棚を処分するポイントや注意点がよく分かります。不要になった神棚を処分したい方は、記事を読んでみてください。
1.神棚の処分が必要になるのはどんなとき?
最初に、神棚の処分が必要になるのはどんなときか見ていきましょう。
1-1.神棚の傷みが目立つ
古い神棚などで傷みが目立つときは、寿命を迎えたと判断して処分することがおすすめです。神棚は丈夫な木材で作られていることが多いものの、徐々に汚れや傷みが目立ってくることがあります。汚れや傷みが目立つ神棚では、ご加護が得られるどころか、災いの原因になる可能性がるため、新しいものと交換することがおすすめです。
1-2.引っ越しする
引っ越しする場合も、神棚を処分することになるでしょう。特に信仰心がない人にとっては、神棚を処分するよい機会ともいえます。また、新居で神棚を設置する場合でも新しく買い替える人が多いでしょう。新居の設置場所によっては、現在使用している神棚が合わないことがあるからです。
1-3.廃業した
廃業した場合も、神棚の処分が必要になります。事業所や店舗などには、商売繁盛を祈願して神棚が設置してあることが多いでしょう。しかし、廃業すれば神棚も不要になるため、処分することになります。賃貸物件では、明け渡しまでに神棚を撤去・処分する必要があるので、特に注意が必要です。
1-4.縁起をかつぎたい
何らかの願望達成のために縁起をかつぎたい場合も、現在の神棚を処分して新しく交換するタイミングです。たとえば、事業不振が続いているので商売繁盛を祈願したい、子どもの受験合格を祈願したい、家族の病気の完治を祈願したいなどのケースがあります。大きな不安を感じているときに神棚を新しくすると、気持ちが前向きになるのもメリットです。
2.神棚を処分するにはどんな方法がある?
神棚を処分する方法について、詳しくご紹介します。
2-1.自治体回収にゴミとして出す
神棚は、自治体回収にゴミとして出すことができます。
2-1-1.可燃ゴミや不燃ゴミとして出す
小さな神棚の場合は、多くの自治体で可燃ゴミや不燃ゴミとして出すことができます。木製の神棚は可燃ゴミ、金属製の神棚は不燃ゴミに分類されるのが一般的です。いずれの場合でも、自治体ごとに決まった曜日・時間・収集場所に出しておくと、無料で処分してもらえます。なお、自治体によっては指定ゴミ袋に入れて出す必要があるので、事前に確認してください。
2-1-2.粗大ゴミで出す
一定以上の大きさがある神棚は、粗大ゴミとして出すことになるでしょう。粗大ゴミとして自治体に回収してもらう場合、以下のような流れで進みます。
- 自治体の粗大ゴミ受付窓口に連絡して神棚の回収を依頼する
- 自治体から受付番号・収集日時・収集場所・料金の指示を受ける
- コンビニなどで料金分の粗大ゴミ処理券を購入する
- 粗大ゴミ処理券に受付番号などの必要事項を記入し、神棚の分かりやすい場所に貼り付ける
- 収集当日になったら指定時間より前に収集場所へ神棚を運んでおく
- 指定時間以降に自治体が神棚を収集して完了
なお、不要になった神棚を自分で自治体のゴミ処理場に直接持ち込み、処分を依頼することもできます。詳しくは、自治体のホームページなどで確認してください。
2-2.神社に依頼する
不要になった神棚の処分は、神社に依頼することができます。神社に依頼すると、祈祷(きとう)やお焚(た)き上げをしてもらえるので安心です。神棚と共にお札を処分したい場合も、同時に依頼するとよいでしょう。なお、神社に神棚の処分を依頼する場合、数千円程度で受けてもらえるのが一般的です。
2-3.販売店に依頼する
販売店に依頼して不要になった神棚を処分することもできます。買い替えを伴う場合は、不要になった神棚を同時に処分できて便利です。処分だけを依頼する場合は、数千~数万円程度が費用目安になります。神棚の買い替えを伴う場合は、処分費用が格安になったり無料になったりすることもあるでしょう。なお、お焚き上げや祈祷を依頼できることもあるので、確認してみてください。
2-4.不用品回収業者に依頼する
不要になった神棚の処分は、不用品回収業者に依頼することも可能です。不用品回収業者に処分を依頼すると、以下のようなメリットがあります。
- 処分にかかる時間や労力を節約できる
- 都合のよい日時と場所で回収してもらえる
- 神棚以外の不用品の処分や買取を同時に依頼できる
- 業者によっては祈祷などを依頼できることもある
なお、当リサイクル買取サービスでも、不要になった神棚の処分をお受けしています。まずは、お気軽にお問い合わせください。
3.神棚の処分方法を選ぶポイント
神棚の処分方法を選ぶときには、いくつかポイントがあります。
3-1.手間や労力
神棚の処分方法を選ぶときは、どれぐらい手間や労力がかかるかが大きなポイントになります。神棚は、祈祷やお焚き上げをして処分するのが一般的です。処分方法によっては、祈祷やお焚き上げを処分する日より前に済ませる必要があります。一方、祈祷やお焚き上げと同時に処分してもらうことができれば便利です。多忙な場合や、できるだけ簡単に処分したい場合などは、祈祷やお焚き上げと処分を同時に依頼できる方法を選びましょう。
3-2.処分費用
神棚の処分方法を選ぶポイントとして、処分費用も重要です。なるべく安く処分したい場合でも、御霊(みたま)入れをしている神棚は、祈祷もしくはお焚き上げをするのが一般的なので、数千円程度かかります。依頼先によっては、数万円程度になることもあるでしょう。一方、御霊入れをしていない場合は、自治体回収にゴミとして出すことができるため、無料もしくは格安で処分可能です。実際にいくらかかるか、見積もりなどを参考して検討することをおすすめします。
3-3.回収方法
回収方法も、神棚の処分方法を選ぶのに重要なポイントです。神棚を自分で収集場所まで持っていくのと、都合のよい日時と場所で回収してもらうのとどちらがよいか、考えてみましょう。たとえば、収集場所が近ければ、車などがなくても収集場所まで運ぶことができます。しかし、収集場所が遠方だったり、多忙で運ぶ時間がなかったりする場合は、回収費用がかかっても都合のよい日時と場所で回収してもらうほうがよいでしょう。
3-4.処分期限
神棚をいつまでに処分すべきかも、回収方法を選ぶときのポイントです。単なる買い替えで、急いでいない場合などは、古い神棚を処分するのにも余裕があります。したがって、処分方法を選ぶときも、選択肢に幅が出るでしょう。しかし、引っ越しまでに処分したい、何らかの理由で特定の日までに処分したいとなれば、都合のよいタイミングで処分できる方法に限られます。たとえば、不用品回収業者に依頼する場合は、都合のよい日時と場所で回収してもらえて便利です。
4.神棚を処分する流れ
神棚を処分する流れを、主な手順に沿って解説します。
4-1.自治体回収にゴミとして出す場合
神棚を自治体回収にゴミとして出す場合は、以下を参考にしてください。
- 必要に応じて神社に祈祷を依頼する
- 自治体ごとの回収ルールに沿ってゴミとして出す
なお、ゴミの分類基準や出し方については、この記事の「2-1.自治体回収にゴミとして出す」を参考にしてください。
4-2.神社に依頼する場合
神社に神棚の処分を依頼する場合は、以下のような流れになります。
- 神社に連絡して神棚の処分を依頼する
- 神社と相談して日程を決める
- 神棚を自分で取り外す
- 指定日時に神社へ神棚を持ち込んで祈祷もしくはお焚き上げをしてもらう
なお、神棚と持ち込むのと同時に処分費用を渡すことになるでしょう。
4-3.販売店に依頼する場合
神棚の処分を販売店に依頼する場合は、以下のような流れになります。
- 販売店に連絡して神棚の処分を相談する
- 販売店から見積もりをもらい、特に問題がなければ正式に依頼する
- 指定日時に販売店がやってきて神棚を回収する
なお、買い替えを伴う場合は、新しい神棚の設置も同時に依頼すると二度手間になりません。
4-4.不用品回収業者に依頼する場合
神棚を不用品回収業者に依頼して処分する流れは、以下を参考にしてください。
- 不用品回収業者に連絡し、神棚の処分について相談する
- 業者からの見積もりで特に問題がなければ、正式に依頼する
- 指定日時に業者がやってきて神棚を回収する
神棚以外の不用品を同時に処分・買取してもらいたいときは、最初の段階で伝えておきましょう。見積もりをもらう際、より正確な金額を知ることができます。
5.神棚を処分するときの注意点
神棚を処分するときに気を付けるべき点を、詳しく見ていきましょう。
5-1.御霊入れした神棚は祈祷してもらう
神棚を処分する際、御霊入れをしたものは祈祷してもらうことが必要です。祈祷は、神社で行ってもらうことが可能で、玉串料を納めることになります。玉串料は数千~数万円程度が目安ですが、神社によっても異なるので、事前に確認しておきましょう。なお、御霊入れしていない神棚は、そのまま処分しても構いません。しかし、御霊入れしたかどうか分からない場合は、念のため祈祷してもらうおくと安心です。
5-2.ほかのゴミや不用品とは別にして処分する
すでに祈祷が済んだ神棚でも、ほかのゴミや不用品とは別にして処分しましょう。処分する際、今までの感謝の気持ちを述べた後、軽く塩を振っておくと気持ちがスッキリします。なお、自分で捨てる場合は、神棚と一緒にお札まで処分してしまわないように注意してください。お札は神社に持っていき、きちんと処分してもらう必要があります。
6.神棚の処分に関するよくある質問
最後に、神棚の処分に関する質問に回答します。それぞれ参考にしてください。
Q.神棚は何年ごとに処分すべきか?
A.特に決まりはありません。この記事の「1.神棚の処分が必要になるのはどんなとき?」のような場合に、随時処分してください。
Q.神棚を処分するとバチが当たるのでは?
A.神棚を処分しても、バチが当たることはありません。ただし、きちんとした方法で処分することが大切です。
Q.神棚をゴミとして収集場所に出すときの注意点は?
A.人によっては、神棚と分かる状態で収集場所に出してあると、不快感を覚えることがあります。一見して神棚と分からないよう、古新聞紙や不要になった布などで覆ってから処分することがおすすめです。
Q.不要になった神棚をインテリアとして活用してもよい?
A.構いません。祈祷をしたりお札を抜いたりした後の神棚は単なる飾り棚になるので、そのままインテリアとして活用することができます。また、好みに合わせてリメイクすることも可能です。
Q.神棚の取り外し作業も業者に依頼できる?
A.可能です。ただし、業者によってはオプション費用がかかることがあるので、確認してみてください。
まとめ
今回は、神棚の処分について詳しく解説しました。神棚を処分するには、神社に依頼する、販売店に依頼する、不用品回収業者に依頼するなどさまざまな方法があります。御霊入れした神棚については、祈祷もしくはお焚き上げが必要になるので注意してください。なお、不要になった神棚の処分は不用品回収業者に依頼することも可能です。不用品回収業者に処分を依頼すると、都合のよい日時と場所で回収してもらえる、そのほかの不用品を同時に処分・買取してもらえるなど、メリットが多くあります。まずは、信頼できる不用品回収業者に神棚の処分について相談してみるとよいでしょう。