除湿機の買い替えで押さえておきたいポイント〜時期や処分方法も〜


除湿機から異常な音が発生したり、途中で運転が止まったりするなどの不具合が目立ち始めたら買い替えのタイミングといえるでしょう。一般的に、除湿機の平均寿命は約5〜10年となっていますが、使い方や使用頻度によっては早く寿命を迎えることもあります。効率的に買い替えるためにも、平均寿命や買い替える目安を把握することが大切です。

そこで、本記事では、除湿機を買い替えるタイミングなどを解説します。

  1. 除湿機の寿命が近づくと起こる不具合
  2. 除湿機を買い替える目安は?
  3. 不要になった除湿機の処分方法
  4. 新しい除湿機を選ぶポイント
  5. 除湿機の買い替えに関してよくある質問

この記事を読むことで、不要になった除湿機の処分方法や新しい除湿機を選ぶポイントも分かります。気になっている方はぜひ参考にしてください。

1.除湿機の寿命が近づくと起こる不具合

最初に、除湿機の寿命が近づくと起こる不具合をチェックしておきましょう。

1-1.除湿機能が弱くなった

除湿機が寿命を迎えると、除湿機能自体が弱くなります。ただし、除湿機の内部にある排気フィルターが目詰まりを起こしている可能性もあるため、まずは排気フィルターをキレイに掃除してください。排気フィルターをキレイに掃除しても改善されない場合は、除湿機が寿命を迎えていると考えていいでしょう。除湿機能が弱まると、除湿機を使う意味がないので買い替えることをおすすめします。

1-2.異音がする

除湿機をオンにするたびに異音がすると、それは寿命を迎えているサインです。除湿機はフィルター以外にもコンプレッサーやゼオライトなど、さまざまな部品で構成されています。それらが劣化することで異音が発生するというわけです。特に、コンプレッサーは大きな音が出るものですので、劣化するとさらに異音がひどくなります。異音がきになる際は、メーカーに問い合わせて相談しましょう。

1-3.そのほかの劣化症状

紹介した症状以外にも、寿命のサインとなる症状がたくさんあります。主な劣化症状は以下のとおりです。

  • 焦げ臭いにおいがする
  • 途中で運転が止まる
  • 電源ボタンを押しても稼働しない
  • 電源コードや電源プラグが熱くなる
  • タンクに水がたまりにくくなる
  • 満水でもないのに満水ランプが点灯する
  • タイマー機能が使えなくなる
  • エラー表示が頻繁に出てくる
  • ブレーカーやヒューズが落ちるようになる

2.除湿機を買い替える目安は?

ここでは、除湿機を買い替える目安について詳しく説明します。

2-1.平均寿命は約5~10年

除湿機の平均寿命は、約5~10年といわれています。使い始めてから5~10年以上が経過すると、少しずつ不具合が起き始めたり、使いづらさを感じたりするようになるでしょう。不具合が起きている除湿機を使い続けるとストレスがかかってしまうため、日常生活に支障をきたす恐れがあります。快適な生活を送るためにも、平均寿命を目安にしてみてください。壊れる前に、新しい除湿機へ買い替えましょう。

2-2.メーカーの部品保有期間

除湿機の平均寿命だけでなく、メーカーの部品保有期間も買い替えでチェックしておきたいポイントです。メーカーの部品保有期間とは、部品を保有する期間でもあるため、部品保有期間が過ぎてしまうと修理に必要な部品がそろわなくなってしまいます。メーカーによって部品保有期間は異なりますが、6年に設定しているところがほとんどです。つまり、発売年月から6年以上が経過した除湿機は、修理するよりも買い替えたほうがいいでしょう。メーカー保障期間がどのくらいなのか、自分で確かめられない場合はメーカーに問い合わせて確認してください。

2-3.使いづらくなった

除湿機が使いづらくなったときも、買い替えを検討するタイミングといえるでしょう。購入してから1~2年で壊れた場合は修理を依頼したほうが費用を抑えられますが、平均寿命や部品保有期間を超えている場合は買い替えることをおすすめします。使いづらくなると除湿機を使うのが面倒になったりストレスを感じたりしてしまいがちです。買い替えに費用がかかるから……とそのまま使い続けるよりも、新しい除湿機に買い替えたほうがいいでしょう。

3.不要になった除湿機の処分方法

ここでは、不要になった除湿機の処分方法を解説します。

3-1.自治体のゴミとして処分する

除湿機は自治体のゴミとして捨てることができます。自治体によってゴミの分類は異なりますが、ほとんどは粗大ゴミに分類されるでしょう。一辺が30cmまたは40cm以上のものが粗大ゴミ扱いとなります。除湿機の多くは一辺が30~40cmを超えるものなので、粗大ゴミとして処分してください。なお、粗大ゴミとして処分する際は、事前の申し込みが必要になったり粗大ゴミ処理券を購入したりする必要があります。詳細については、自治体のホームページまたは掲示板等で確認してください。

3-2.まだ使えるものは買取に出す

除湿機に不具合が起きていない・壊れていない場合は、買取に出す方法もあります。買取専門業者やリサイクルショップに買い取ってもらうことができれば、処分費用を抑えることができるでしょう。元値が高い除湿機であればあるほど、高価買取が期待できます。まだ正常に使える除湿機をゴミとして処分するのはとてももったいないことですので、買取に出す方法も検討してみてはいかがでしょうか。

3-3.購入店に回収してもらう

除湿機を買い替える際は、新しい除湿機を購入する店舗に古い除湿機を回収してもらう方法もあります。家電販売店によって回収してもらえるか分からないので、念のため確認しておきましょう。家電量販店の中には、新規購入者限定で古い家電の回収を行っているところがあります。また、下取りサービスを行っているところもあるので、チェックしてみてください。下取りサービスが利用できれば、新しい除湿機をお得に購入できるはずです。ただし、下取りサービスが利用できるのは、不具合が起きていない除湿機に限ります。回収・下取りの条件などもチェックしておきましょう。

3-4.不用品回収業者に依頼する

すぐに処分したい・除湿機以外にも処分したいものがある場合は、不用品回収業者に依頼する方法がおすすめです。不用品回収業者に依頼するメリットは、大量の不用品でも一気に処分できる・すぐに回収してもらえることでしょう。自治体収集で処分する際は、指定回収日と指定回収場所が決まっているのですぐに処分できるとは限りません。自分で重い除湿機を運搬する必要もあります。けれども、不用品回収業者に依頼すれば、自分で運搬したり回収日まで待ったりする必要がありません。手間と時間をかけずにすぐ処分できます。

3-5.除湿機の処分ならリサイクル買取サービスへ

どの回収業者に依頼しようか悩んでいる方は、ぜひリサイクル買取サービスへご依頼ください。リサイクル買取サービスでは、不用品の回収はもちろん、買取サービスも行っています。除湿機が買取対象になれば、処分費用をかけずに手放せるでしょう。たとえ、買取不可になったとしてもそのまま回収が可能ですので手間と時間はかかりません。無料相談と無料見積も行っています。除湿機の処分でお悩みの方はぜひ一度ご相談ください。

4.新しい除湿機を選ぶポイント

ここでは、新しい除湿機を選ぶポイントについて詳しく説明します。

4-1.除湿機の方式

新しい除湿機を選ぶ際は、除湿機の方式に注目してください。主な方式としては、コンプレッサー式・ゼオライト(デシカント式)・ハイブリッド式の3種類があります。それぞれの特徴は以下のとおりです。

  • コンプレッサー式:部屋の空気を冷やし、湿気を水滴にして除去する方法。気温が高ければ高いほど除湿能力が高くなる
  • ゼオライト式(デシカント式):乾燥剤のゼオライトを使って湿気を除去する方法。冬場も除湿できるが、夏場の利用には向いていない
  • ハイブリッド式:夏場はコンプレッサー式、冬場はゼオライト式のハイブリッドタイプ

4-2.除湿能力

除湿機には、それぞれ1日あたりに除去できる水の量を示した除湿能力があります。除湿能力が大きければ大きいほど快適になりますが、値段が高くなるので注意が必要です。また、1日あたりの除湿量は部屋の大きさによって選ぶことができます。目安としては、以下を参考にしてください。

  • 木造6~8畳・鉄筋13~16畳:1日あたりの除湿量は4.5~6.3L
  • 木造8~10畳・鉄筋16~20畳:1日あたりの除湿量は6.3~8.0L
  • 木造10~14畳・鉄筋20~28畳:1日あたりの除湿量は8.0~11.0L
  • 木造13~23畳・鉄筋28~45畳:1日あたりの除湿量は11.0~18.0L

4-3.機能性にも注目!

除湿機にはメーカーによってさまざまな機能が付いています。除湿機を使う目的を踏まえた上で、必要な機能が付いているか確認することも大切なポイントです。なお、除湿機の機能としては、主に以下のようなものがあります。

  • 温度センサー:室内や洗濯物の温度を検知し、一定の湿度を保つことができる
  • 湿度センサー:室内や洗濯物の湿度を検知し、一定の湿度を保つことができる
  • 冷風:風呂あがりなど、風にあたって涼みたいときに便利
  • 空気清浄:空気清浄フィルターが搭載されており、除菌・脱臭効果が期待できるものもある
  • カビブロック:製品内部にカビが発生することを防ぐ機能
  • 自動ストップ:自動的に除湿機を停止してくれる機能
  • 除菌:部屋干しした際、嫌なにおいの元を除去してくれる
  • 内部乾燥:本体内部に残った湿気や水滴を乾燥させる機能
  • 連続排水:連続して排水できる機能

5.除湿機の買い替えに関してよくある質問

除湿機の買い替えに関する質問を5つピックアップしてみました。

Q.古い除湿機を使い続けるとどうなるのか?
A.使いづらくなるほか、必要なときに故障してしまう恐れがあります。特に、梅雨時期は除湿機が必要になるため、急に壊れると不便になるでしょう。また、古い除湿機は電力を消耗しやすく、電気代が高額になる傾向もあります。できるだけ、消費電力を抑えたいと思っている方は新しい除湿機に買い替えるといいでしょう。

Q.排気フィルターを掃除する方法は?
A.エアコンのフィルターと同じ方法でキレイにできます。たとえば、重曹とクエン酸で除湿機のフィルターを浸け置きする方法です。一定時間、重曹とクエン酸を溶かした水に浸し、水で洗い流しましょう。ほとんどの汚れが除去できるはずです。どうしても取れない汚れがあったり、すぐに詰まりを起こしたりする際は、新しいフィルターに交換してください。

Q.不用品回収業者を選ぶポイントは?
A.不用品回収業者を選ぶ際は、以下のポイントに注目してください。

  • 不用品回収の実績があるか
  • 買取などサービス内容が充実しているか
  • スタッフの対応が丁寧でスピーディーか
  • 無料見積や無料相談を受け付けているか
  • 見積書の内容が具体的に記載されているか
  • 口コミや評判がいいか

上記の内容を踏まえ上で、複数の回収業者を比較してみてください。比較することで悪徳業者が見極められますし、優良業者に依頼できるでしょう。

Q.除湿機の寿命が縮むNGな使い方は?
A.本体の汚れをそのまま放置していると、不具合が起きやすくなるので注意が必要です。本体に付いている汚れからフィルターが目詰まりを起こす恐れがあります。そのため、定期的に本体とフィルターを掃除してください。また、除湿機の吹き出し口と吸込口をふさぐのもNGです。ふさがってしまう場合は、除湿機の設置場所を見直さなければなりません。

Q.除湿機が安くなる時期は?
A.年末年始や決算期など、セール時期が安くなります。インターネットでセール情報などをチェックして、除湿機が安くなっているタイミングをねらいましょう。また、新製品が発売されてから3~4か月後に安くなる傾向もあります。新品にこだわらない方は、アウトレット品などをねらうのも選択肢の1つです。

まとめ

除湿機の買い替えは平均寿命の約5〜10年、そしてメーカー部品保有期間の6年を目安にするといいでしょう。ただし、電源を入れてもすぐに運転が止まったり、異音が目立ち始めたりする際は、寿命を迎えている可能性が高いので早めの買い替えをおすすめします。不要になった除湿機は自治体収集を利用して捨てられますが、手間と時間をかけたくない方は不用品回収業者に依頼するのがおすすめです。リサイクル買取サービスでは不用品の回収と買取を行っているため、ぜひ一度チェックしてください。


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