実家を整理する方法や手順を解説! 簡単&効率よく進めるポイント!
「実家を整理することになったので、具体的にどんな方法や手順で進めるとよいか知りたい」とお考えではありませんか? 親が亡くなった、施設に入ることになったなどで実家を整理することになっても、何から始めるとよいのか、どんな点に注意すべきかなどよく分からないこともあるでしょう。それに、なるべく簡単に効率よく進めるコツも知りたいですよね。そこで今回は、実家の整理について詳しく解説します。
この記事を読むことで、実家を整理するポイントや注意点などがよく分かります。実家の整理をお考えの方は、最後まで記事を読んでみてください。
1.実家を整理する重要性
最初に、実家を整理する重要性について詳しく見ていきましょう。
1-1.資産を正確に把握できる
実家を整理することで、現在の資産を正確に把握できます。実家を整理すると、思わぬところから現金や預金通帳などが出てくることがあるからです。特に、高齢者は現金をタンスの引き出しなどに入れていることが多いため、よく確認してみてください。また、貴金属類などの金銭価値が高いものが見つかることもあるでしょう。資産を正確に把握できると、相続がスムーズにできるのもメリットです。
1-2.売却や賃貸に出しやすくなる
売却や賃貸に出しやすくするには、実家を整理することが最初に必要となる手順です。たとえば、実家を売却したくても、不用品などがそのままになっていると、買い手がほぼ付きません。不用品の片付けや処分をする手間がかかるため、敬遠されてしまうからです。また、賃貸に出す場合も、基本的にすべてのものを整理してからになります。実家の売却や賃貸を考えているのなら、早めに実家を整理しておきましょう。
1-3.気持ちに区切りが付く
実家を整理することで、気持ちに区切りが付きます。実家は自分が育った家であり、特別な思い入れがある人も多いでしょう。いつまでも残しておきたい気持ちも分かりますが、そのまま放置するとさまざまな場所が傷んで廃墟になるだけです。実家は住む人がいなくなった時点で、早めに片付けましょう。キレイになった実家を見れば、スッキリした気持ちにはるはずです。
1-4.近隣への配慮になる
実家を整理することは、近隣への配慮にもつながります。誰も住んでいない家は、風とおしが悪くなって傷みやすく、庭も草木が生え放題になるものです。老朽化が進み廃墟と化してしまうと、ゴミを不法投棄されたり不審者がうろついたりすることもあるでしょう。また、害虫の繁殖や不審火のリスクも高まります。近隣住民が安心して暮らすためにも、実家を整理すべきといえるでしょう。
2.実家を整理する方法と手順
実家を整理する方法や手順を、具体的にご紹介します。
2-1.全体の物量や汚れ具合などを把握する
まずは、全体の物量や汚れ具合などを把握しましょう。実家の整理を効率よく、挫折せず進めるには、現実としっかり向き合うことが大切です。最初は簡単にできると考えていても、実際の物量や汚れ具合を目にすると、無理だと感じることもあるでしょう。自分で実家を整理するのが無理だと感じたら、業者に最初から依頼する方法もあります。
2-2.作業計画を立てる
全体の物量や汚れ具合などを把握できたら、作業計画を立てましょう。具体的なポイントは、以下のとおりです。
- 十分な日数を確保する
- 1日の作業時間は最大でも8時間程度にする
- 適宜休憩を入れる
- 作業が遅れたときのために予備日を設定する
- 場所ごとに分けて片付ける方法や順番を決める
- 不用品の仕分け基準を決める
2-3.必要な道具を用意する
実際の作業に入る前に、必要な道具を用意しておきましょう。具体的には、以下のようなものがあると便利です。
2-3-1.掃除道具
実家の整理では、以下のような掃除道具があると効率よくキレイにできます。
- 掃除機
- フロアワイパー
- 掃除用使い捨てシート(ドライタイプ・ウェットタイプの両方)
- ほうき
- ちり取り
- 雑巾
- バケツ
- はたき
- 住宅用中性洗剤
2-3-2.仕分け道具
以下のような仕分け道具を用意しておくと、不用品の仕分けがスムーズに進みます。
- ゴミ袋
- ダンボール箱
- 油性マジック
- ビニールテープ
- 古新聞紙
- 紙ひも
- はさみ・カッター
ゴミ袋やダンボール箱は不足しがちなので、多めに用意しておきましょう。
2-3-3.服装
実家の整理では、以下のような服装を用意しておくとよいでしょう。
- 三角巾
- マスク
- 使い捨てタイプのゴム手袋
- 軍手
- 汚れてもよい服(長袖・長ズボンがおすすめ)
- 室内用シューズ
2-4.作業計画に沿って片付ける
準備が整ったら、作業計画に沿って片付けていきましょう。特に時間がかかるのは、不用品の仕分けです。深く考えず、仕分けルールに沿ってどんどん進めていきましょう。不用品の仕分けルールは、以下を参考にしてください。
- 汚れや痛みがひどい
- 不具合や故障などで正常に使えない
- 特に思い入れがない
- 今後使う予定がない
作業中はこまめに作業計画をチェックし、予定よりも遅れていると感じたら意識してスピードアップすることも大切です。
2-5.不用品を処分する
仕分けた不用品を処分しましょう。不用品を処分するには、以下のような方法があります。
- 素材ごとに分けて自治体回収にゴミとして出す
- 関連法律に沿って処分する(家電リサイクル法・パソコンリサイクル法・小型家電リサイクル法の各対象品目)
- 販売店の回収サービスを利用する
- 不用品回収業者に依頼する
- 買取に出す
大量の不用品を種類ごとに分けて処分するのは、手間や時間が膨大にかかります。上記のうち、不用品回収業者に処分を依頼する方法なら、大量の不用品をまとめて処分してもらえるので、とても楽です。
2-6.仕上げに掃除をする
不用品を処分し終えたら、仕上げに掃除をしましょう。不用品を処分した後なので、ものが少なくなって格段に掃除しやすいはずです。今までの感謝の気持ちを込めて、できる範囲でキレイに仕上げましょう。特に、この後売却や賃貸に出す場合は、どれだけキレイに仕上げられるかが重要なポイントになります。すべての場所の掃除が終わったら、実家の整理は完了です。
3.業者の片付けサービスを活用するメリットや方法
実家の整理では、業者の片付けサービスを活用することがおすすめです。
3-1.業者の片付けサービスを活用するメリット
業者の片付けサービスを活用すると、以下のようなメリットがあります。
- 自分たちで片付けるよりはるかに効率がよい
- 大量の不用品をまとめて処分してもらえる
- 片付けにかかる手間や時間を大幅に節約できる
- 第三者に依頼することで気持ちの整理が付きやすい
- 業者によっては遺品の供養なども依頼できる
- 不用品の状態によっては買取してもらえることがある
3-2.信頼できる業者を選ぶポイント
実家の整理は、以下のポイントに当てはまる業者に依頼すると安心です。
- 実家の整理で豊富な実績がある
- 見積もりは無料
- 分かりやすくてリーズナブルな料金システム
- 都合のよい日時と場所で作業してもらえる
- 回収後の不用品を適切な方法でリサイクルしている
- 不用品の買取も積極的に行っている
- スタッフが親切で顧客からの評判もよい
- 業務に必要な各種許可を取得済み
なお、リサイクル買取センターも実家の整理で豊富な実績があり、大変ご好評をいただいています。見積もりは無料ですから、お気軽にお申し付けください。
3-3.実家の整理を業者に依頼するときの注意点
実家の整理を業者に依頼するときには、いくつか注意すべきポイントがあります。
3-3-1.やってほしいこととやらなくてよいことを明確に伝える
まずは、やってほしいこととやらなくてよいことを明確に伝えましょう。たとえば、リビングやキッチンは片付けてほしいけど、寝室だけは自分たちで片付けたいなどの場合です。また、処分してほしくないものがあったら、業者へ具体的に伝えておきましょう。口頭だけでなく、メモやメールなど文字で残る形で伝えると、後からでも簡単に確認できて安心です。
3-3-2.不明な点をそのままにしない
不明な点をそのままにしないことも、重要なポイントです。業者とのやり取りで不明な点があったら、その場で確認してクリアにしておきましょう。小さなことでも、そのままにしておくと後日トラブルの原因になることがあります。不明な点があったら自己判断で都合よく解釈せず、必ず業者に確認してください。
3-3-3.料金の安さだけで業者を選ばない
実家の片付けを業者に依頼する場合は、料金の安さだけで選ばないようにしましょう。料金の安さだけを前面に出してくる業者に依頼すると、サービスの質が悪くて後悔することがあります。中には、基本料金が安くても、何かと理由を付けて上乗せ請求され、総額では思わぬ高額になることもあるので注意してください。実家の片付けを安心して依頼するためには、この記事の「3-2.信頼できる業者を選ぶポイント」を参考にして信頼できると判断した業者を選ぶことが大切です。
4.実家の整理で後悔しないポイントや実家の活用方法
実家の整理で後悔しないポイントや整理後の実家の活用方法を、詳しく見ていきましょう。
4-1.親の意思を尊重する
実家の整理では、親の意思を尊重することが大切です。特に、親が存命中に実家を整理する場合は、親の意思を最大限に尊重しましょう。長く暮らしてきた実家を整理することは、頭では理解できていても心理的に大きな負担がかかるものです。まずは、親とよく話し合って、不用品として処分するものと残しておくものの判断基準を決めておくとよいでしょう。また、可能であれば、親にも片付けを手伝ってもらうことがおすすめです。すでに親が亡くなっているケースでも、遺言書やエンディングノートなどで実家の整理について記載があるのなら、できるだけ親の意思を尊重して進めてください。
4-2.仕分けに迷うものは無理に処分しない
もしも仕分けに迷うものがあったら、無理に処分しないで大丈夫です。たとえば、思い出の品や写真・アルバム類などは、処分してしまうと二度と取り戻すことができません。処分すると後悔する可能性があるものは、現時点では必要なものと判断できます。無理に処分せず、残しておいて構いません。
4-3.整理後の実家を活用する方法
整理後の実家は、以下のような方法で活用することができます。
4-3-1.自分たちで住む
整理後の実家を活用する方法の一つが、自分たちで住むことです。今まで暮らしにくいと感じていた場合でも、きちんと整理すると暮らしやすさが格段にアップすることがあります。たとえば、現在賃貸物件に住んでいるのなら、整理後の実家に住むことで毎月の家賃を節約することが可能です。実家の立地・間取り・設備などに問題がないのなら、積極的に考えてみてください。
4-3-2.売却に出す
親が亡くなっていたり施設に入ることになったりした場合で、立地などの条件が現在のライフスタイルに合わないと感じるのなら、実家を売却に出すことを検討してみましょう。特に、2LDK以上の間取りは、ファミリー向け物件として安定した中古需要があります。実家を売却し現金化することで、複数の相続人で相続しやすくなるのもメリットです。実家に住む予定がなく相続人が複数存在している場合などは、検討してみるとよいでしょう。
4-3-3.賃貸に出す
思い入れのある実家で売却に出す決心ができないなどの場合は、賃貸に出すことを考えてみてください。たとえ古い家でも、キレイでよく手入れされていれば、借り主が早期に見つかる可能性があるでしょう。借り主が見つかれば、毎月の家賃収入が発生し、固定資産税を支払うのに助かります。なお、賃貸に出す場合は、管理会社に借り主の募集や実家の管理などを委託することがおすすめです。
まとめ
今回は、実家の整理について詳しく解説しました。実家の整理を効率よく確実に行うには、最初にきちんと計画を立てて進めることが基本になります。実家の整理は想像以上に大変なので、十分な期間を設定して無理なく進めていきましょう。なお、実家の整理で出た不用品は、信頼できる不用品回収業者に処分を依頼すると便利です。当リサイクル買取センターも、片付けや遺品整理を引き受けるだけでなく、実家の整理で出た不用品の処分も多数お受けし、大変ご好評をいただいています。見積もりは無料ですから、お気軽にお問い合わせください。